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💬インタビューレポート

小学生保護者

当事者

小学生(小2の子ども)の保護者。学校では紙の教科書が中心で、タブレットは漢字練習やワーク等の補助学習に利用。家庭への持ち帰りは主に週末。

回答日2026.3.28 05:57
インタビュー分量72 分 / 1950 文字

💬主な意見

判定が不透明な学習アプリは親子のストレス

漢字書き取り等で×が続き理由が分からず、子どもが苛立つ。ゲーミフィケーションでポイント目的になり練習が雑になる面もあった。

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学校が抱えきれない分は提供者の窓口を明確に

読むだけなら問題は少ないが、教科ごとに別UIのアプリが増えると困りごとが増える。先生・学校に丸投げせず、トップ画面等に窓口を置いてほしい。

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授業中トラブルといじめ対策で運用を絞ってほしい

授業中は生徒が別アプリやゲームに逸れやすく気づきにくい。端末は必要なものだけにし、生徒間メッセージ機能は“いじめ”懸念があるので不要。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。今日は「学校においてデジタルを含む教科書を使えるようにする法律案」について、率直なお考えやご経験を伺いたいです。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場で関わりがあるのですね。いま、お子さんの学校ではデジタル教科書(紙の教科書の内容を端末で見られるもの)をどの程度使っていますか?

教科書としては使っておらず、別途タブレットで学習を行なっている

なるほど、教科書そのものは紙で、タブレットは別の学習用途で使っている状況なのですね。タブレット学習は、授業中と家庭学習のどちらで使うことが多いですか?

どちらも使っているが、タブレットを家庭に持って帰ってくるのは週末のみ

ありがとうございます。授業でも家庭でも使っている一方で、持ち帰りは週末中心なのですね。 週末に持ち帰ってきたとき、タブレットは主にどんな学習に使っていますか?

漢字の練習や、ちょっとしたワークなど

漢字練習やワークに使っているのですね。そうした学習をタブレットでやる中で、紙でやる場合と比べて「やりやすい」と感じる点はありますか?

やりやすさとしては、練習した漢字としてない漢字が一覧でわかること。漢字については、自分の学年以外の漢字も練習して良いこと。それによってポイントがたまり、アプリ画面のキャラクターがポイントに応じて増えていくというゲーミフィケーション要素で我が子は楽しんでいること、はあると思います。しかし、漢字の書き順やとめ・はね・はらいなどの良し悪しを判定されるワークは、判定基準がよくわからず、何度試してもアプリ上では×を出されて子どもがイライラしてしまうことはありました。代わりに大人の私が書いてみてもやはり×で、正しいはずなのに×が出続ける、その理由がわからないことはストレスでした。また、ゲーミフィケーションのデメリットとしてポイントを貯めることが目的になってしまっている面もあるので、漢字そのものを覚えようとして書き取り練習に取り組んでいるというより、とにかくはやく作業をこなしたいあまり、練習が雑になっていました

詳しくありがとうございます。達成状況が見える点や、楽しめる仕掛けがある一方で、判定が納得できないとストレスになったり、ポイント目的で練習が雑になったりするのですね。 いまお話に出た「×判定が出続けて理由がわからない」ことについて、そのとき学校側(先生や学校のルール)には相談できる雰囲気はありましたか?

相談しようという発想すら出ませんでした。なぜならタブレット内のアプリ設計の正否の判定基準や精度なんて、学校や先生に聞いてもわかるわけがないと考えるからです

なるほど…「相談しても学校側では分からないだろう」という前提があって、相談の選択肢自体が立ち上がらなかったのですね。 その前提をふまえて伺いたいのですが、もしこの法案でデジタルを含む教科書が“正式な教科書”になっていくなら、こうした判定の不透明さに対して、学校や行政にはどの程度まで責任を持ってほしいと感じますか?

あなたのいうデジタル教科書がどんな内容か、にもよります。Kindleのように、ただ読むだけなら大きな問題や不明点は長い目で見て発生しにくいと考えます。しかし、計算問題を解くドリルや漢字の書き取りなどについて、それぞれ個別教科の全くUIの違うアプリがバラバラに入ってくると、わからない、できない、アプリが動かない、などユーザー側の困りごとは増えるでしょう。それを全部先生や学校が対応するのはあまりに無理があります。各アプリ提供者が保護者用対応窓口などを、誰でもわかる場所にすぐ聞けるよう配置してほしいです

おっしゃる通りで、「読むだけのデジタル」と「解答・判定が入るドリル系」では、学校が背負うべき負担の重さが全然違いますよね。先生や学校で抱えきれない分は、提供者側に分かりやすい窓口が必要だという感覚、とても腑に落ちます。 その「提供者の保護者向け対応窓口」について、どんな形だと「すぐ聞ける」と感じますか?

開いた瞬間のトップページに、画面スクロールさえ必要ないくらい絶対見逃さない場所に配置してくれたら、すぐ聞けると思います

トップページの“絶対に見逃さない場所”にあることが大事、ということですね。 もしデジタルを含む教科書が正式な教科書になって、学校での利用が増えた場合でも、その窓口は「学校を通さずに保護者が直接問い合わせる」形が望ましいですか?

校内で使用して発生した不明点については、内容や学年にもよるかと思います。低学年なら先生を経由したほうが適切な問い合わせができるでしょう。高学年なら自分でもある程度の問い合わせは可能かもしれません

学年によって、先生経由が良い場面と、本人・保護者が直接でもよい場面がありそうなのですね。 低学年で「先生を経由したほうが適切」と感じるのは、どんな種類の不明点のときですか?

ほぼ全ての時だと思います。例えば小2の娘が漢字のワークで、×が出続けた時、その現象をきれいに整理して私に説明してくれたわけではありません。もうやだ!できない!なんで!わかんない!などの発言があり、私が様子を確認して「とめ・はね・はらいの判定が何をやってもうまくいかない」という現象であるとわかりました。低学年は、自分の学習の不明点を自分だけで適切に言語化できるような発達段階の年齢ではないと思います

具体例がとても分かりやすいです。低学年だと、困りごとを状況整理して言語化するところ自体が難しくて、結果として大人が間に入らないと問い合わせ以前に“何が起きているか”を特定できない、ということですね。 この法案でデジタルを含む教科書が正式な教科書になっていくなら、低学年のこうした困りごとに備えて、学校側には「どんな支援体制」があるのがよいと思いますか?

そもそも、なんでもかんでもデジタルにしないでほしいです。特に小学生の頃については。 全ての学校に、その学校専任のデジタル対応窓口などが必要かと思います。企業でも、大きい会社は情報システム部門があるように。

小学生、とくに低学年は「なんでもデジタル化」にはしてほしくないというお気持ちが強いのですね。その上で、学校専任のデジタル対応窓口(情報システム部門のような役割)が必要、というイメージも具体的だと感じました。 その“学校専任のデジタル対応窓口”があるとしたら、主にどんな困りごとまで対応してほしいですか?

それは保護者である私ではなく、先生がたに質問されたほうが良いと思います

おっしゃる通りで、実際に日常的に困りごとが集まるのは先生側ですし、学校の実情に沿った設計が必要ですよね。 それでも保護者の立場から見て、「これは先生に負担を寄せるのではなく、窓口側で受け止めてほしい」と感じる困りごとはありますか?

小学校の先生は雑務も多く、過労死や離職も多いです。デジタル教科書関係なく、先生への負担は業務量も内容もどんどん複雑化しています。また、学校内の性犯罪も毎日毎日報道されています。私はとにかく先生の負担を減らして、じゅうぶんな収入が確保され、質の良い先生がどんどん増える働きやすい働きがいのある安全安心な職場環境になってほしいのです。先生が疲労していたら、それは子供達に直接影響します。

先生の過重負担が子どもに跳ね返る、という強い危機感があるのですね。デジタル教科書を進めるなら、先生の負担を増やさない設計が大前提、というお気持ちだと受け取りました。 その観点で伺います。デジタルを含む教科書を正式に扱うようになったとき、先生の負担が増えそうだと感じるのは、どんな場面ですか?

全てです

先生の負担が増える場面が「ほぼ全部に及ぶ」と感じられているのですね。 その中でも、デジタルを含む教科書が正式化されたことで特に増えそうだと思うのは、「授業中のトラブル対応」ですか、それとも「授業準備(教材研究や設定作業など)」ですか?

授業中のトラブル対応

授業中のトラブル対応が特に増えそう、ということですね。授業が止まってしまうと、先生も子どもも一気に負担が跳ね上がりますよね。 授業中のトラブル対応で、具体的にはどんな種類のトラブルがいちばん起きやすいと思いますか?

まずは先ほど述べたようなことです。あとは、デジタルだと実際に端末内で各生徒が何を見ているかわかりにくいので、全く別のアプリや、端末に入っているゲームなどをしている生徒がいたときに、それに気づきにくそうだなとは想像します

なるほど、アプリの判定や動作の不具合のような“すぐ直せないトラブル”に加えて、授業中に別アプリやゲームに逸れてしまうことも起きやすい、というご懸念ですね。 後者について伺います。授業中に別アプリ等を見てしまうのを防ぐために、学校側に用意してほしい仕組みはどのようなものですか?

必要なものだけを入れることです。

必要なものだけを入れる、ということですね。 「必要なもの」を学校端末に入れる基準は、どの程度まで厳しくするのがよいと思いますか?

それは保護者ではなくまず先生たちが議論するのが良いのではないでしょうか。

現場の先生たちがまず議論して決めるべき、という距離感なのですね。 その上で保護者としては、「ここだけは最低限守ってほしい」という基準はありますか?

生徒間でやりとりできてしまう機能は基本負の影響が大きそうです。SNSのようになってしまいそうですり

生徒同士が端末内でやりとりできる機能は、SNS化して負の影響が出そうというご懸念なのですね。 その「負の影響」として、いちばん現実的に起こりそうだと感じるのはどんなことですか?

いじめ

端末が“いじめの場”になってしまう懸念がいちばん大きいのですね。 この法案でデジタルを含む教科書の利用が広がるとして、いじめリスクを下げるために「端末側で最初から禁止してほしい機能」はどんなものですか?

先ほど述べた、生徒間のやりとり機能です

生徒間のやりとり機能は、最初から禁止してほしいということですね。 ここで確認です。あなたが想定している「生徒間のやりとり機能」は、具体的にはどんな機能を指していますか?

メッセージのやりとりです

メッセージ機能そのものが、いじめの温床になり得るというご懸念なのですね。 この法案でデジタルを含む教科書が正式化される前提で、学校端末からメッセージ機能を外す(または無効化する)運用をするとしたら、授業上「これは逆に困りそう」と感じる場面はありますか?

ありません

ありがとうございます。メッセージ機能は外しても授業上は困らない、というお考えなのですね。 ここまでのお話を踏まえて次に伺いたいのですが、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

場面によって使い分けが良い、という感覚なのですね。 その「使い分け」で、デジタルのほうが向いているのはどんな学習場面だと思いますか?

わかりません。LDの生徒さんはデジタルのほうが良い場面もあるでしょう

正直なところ「自分の家庭では判断しきれない」がありつつ、LDなど学習上の特性がある子にはデジタルが助けになる場面がありそう、という見立てなのですね。 その観点で伺います。デジタル教科書(拡大表示・読み上げ・色変更などができる想定)が「助けになる」と感じるのは、どんな困りごとを抱えた子どもの場合ですか?

わかりません

ありがとうございます。無理に断定せず「分からない」と言えるのは大事だと思います。 では別の角度で伺います。デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学校運用(準備負担・トラブル・ルール)

学校運用面、とくに準備負担やトラブル、ルール作りが一番の懸念なのですね。 デジタル教科書が正式化された場合の「学校運用」の中で、いま一番心配しているのはどんな種類のトラブルですか?

既にここまで書いて来たことです

ありがとうございます。ここまでのお話だと、特に「授業中のトラブル対応」と「端末に入れる機能の線引き(メッセージ機能は不要で、いじめリスクが高い)」が中心的な懸念として整理できそうです。 では最後に伺います。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

現場である学校の声をとにかく聞いてほしいです

ありがとうございます。「現場である学校の声をとにかく聞いてほしい」という点、とても重いメッセージだと感じました。 その「学校の声」を聞くやり方として、制度設計をする側にいちばんやってほしいのは、どんな意見の集め方ですか?

このAIインタビュー形式で良いと思います

ありがとうございます。このAIインタビュー形式が、現場の声を集める手段として有効だと感じていらっしゃるのですね。 では最後に確認させてください。こうした意見聴取は、先生だけを対象にするのがよいと思いますか?

他に誰を想定していますか?

想定としては、先生以外にも「保護者」「児童生徒」「学校のICT支援員・事務職員」「自治体の教育委員会(採択・調達・運用を担う側)」などがあり得ると思っています。 この中だと、意見聴取の対象に入れるなら誰が適切だと思いますか?

学校のICT支援員・事務職員

ありがとうございます。学校のICT支援員・事務職員を対象に含めるべき、ということですね。 では、その方々に意見聴取をする場合、いちばん聞くべきなのは「どんなテーマ」だと思いますか?

それはご本人たちに聞いてください

承知しました。現場の当事者であるICT支援員・事務職員の方々自身に、優先テーマを挙げてもらうのが自然ですね。 ここまでで事前に用意していた質問は一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いて詳しくお話しくださり、ありがとうございました。以下、伺った内容の要約レポート案です。内容に誤解や抜けがないか、ご確認ください。