💬インタビューレポート
妊活検討中の母親
2年前に出産を経験し、今後1〜2年以内にもう一度の出産を予定している。経済的に余裕がないため、これまで手出しゼロの産院を選んできた。
💬主な意見
現状の無償化では実質的な負担増の可能性
“保険対象の「標準的費用」の範囲が曖昧だと、お祝膳や毎日の食事などが対象外になり、前回と同じサービスを受けようとすると手出しが必要になる。経済的に余裕がない人ほど影響を受ける。
地方と都心の子育てハードルの違いを考慮すべき
“地方では出産費用よりも、自家用車やチャイルドシート購入など子育て環境の整備にお金がかかる。地域によって異なる経済的課題に応じた総合的な支援策を求める。
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こんにちは。本日は、出産費用の自己負担をゼロにし、市販薬と同じ成分の処方薬の負担を見直すなど、医療保険制度を変える法案についてお話を伺わせていただきたいと思います。 まず、この法改正のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマはどれでしょうか?
出産や妊婦健診の負担軽減
ありがとうございます。出産や妊婦健診の負担軽減についてご関心があるのですね。 それでは、あなたの立場に最も近いものを教えていただけますか?
当事者・関係者(仕事や生活で影響を受ける)
ありがとうございます。出産や妊婦健診の負担軽減に、仕事や生活で直接影響を受ける立場なのですね。 具体的にはどのような立場ですか?例えば、妊娠中・出産予定の方、最近出産した方、あるいはご家族で妊娠・出産に関わられている方など、差し支えない範囲で教えていただけますか?
2年前に出産。今後も妊活を検討中(1〜2年以内に出産を考えている)
ありがとうございます。2年前に出産経験をされており、今後1〜2年以内にもう一度の出産を考えていらっしゃるのですね。そうすると、この法改正の出産費用の見直しは、ご自身の今後にも直接関わる話になってくるわけです。 では、出産や妊婦健診の負担軽減について、なぜ・あるいはどのような点が特に気になりますか?2年前のご出産のときの経験も含めて、具体的にお聞かせいただけますか?
私が利用した産院では自己負担0円でした。50万円を直接産院に支払い、1〜2万円お釣りが来るくらいです。 今回の無償化では、お祝膳などのサービス面は対象外です。その範囲によっては、前回と同じサービスを受けて出産したい場合、手出しが必要になります。
なるほど、とても大事なご指摘です。2年前のご出産では実質的に自己負担がほぼなかったのに、今回の法改正では「標準的な費用」が保険から支払われる仕組みになるということですね。 つまり、お祝膳などの付加的なサービスを希望される場合、その部分は対象外となるため、前回と同じ質のサービスを受けようとすると、新たに手出しが生じる可能性があるということですね。 そうすると、あなたにとっては「実質的には負担が増える可能性もある」ということになるわけです。その点について、どのような懸念がありますか?例えば、どの程度の追加負担が生じそうだと予想されていますか?それとも、産院によってサービス内容がバラバラになる可能性が気になるのでしょうか?
サービスが少なくても良いから手出し0円になる産院を探して選んでいました。それは経済的に余裕がないからです。 「サービス」というのがお祝膳だけでなく例えば毎日の通常の食事も含まれる場合、その請求が来るなら、出産費用を予め貯金しなければ妊娠出産もできなくなります。 これでは子を産んで欲しい政策なのに、その意に反して産み控えを助長します。 どのパターンでも手出し0円に近づく政策を考えてほしい。都心や地方では、分娩費用には大きな差があるはずです。
ご指摘ありがとうございます。非常に重要なご指摘をいただきました。 2年前のご出産では、経済的な余裕がないため、手出し0円になる産院を意識的に選ばれていたのですね。そして、今回の法改正で「標準的な費用」が保険対象になったとしても、お祝膳だけでなく、毎日の通常の食事など、実は様々なサービスが含まれる場合、それが保険対象外になると、結局また手出しが必要になってしまう。 つまり、「出産費用の無償化」という掲げ方とは裏腹に、実際には産院によって保険対象の「標準的費用」の範囲が異なれば、結局は経済状況によって選べる産院が限定されてしまう、あるいは予め貯金を準備しなければならなくなるということですね。 そして、ご指摘の通り、都心と地方では分娩費用そのものに大きな差があるはずです。そうすると「標準的費用」をどのレベルに設定するかが、地域によって、あるいは個々の出産経験によって大きく影響してくる。 この見直しを実際に運用するうえで、あなたが懸念されているようなハードルや、見落とされやすいケースがあると思いますか?例えば、どのような事情の方が特に困るのではないかとお考えですか?
私のように「今までは手出し0円だった、あるいはほぼ手出しがなかった」パターンは明らかに負担増になります。
そうですね。2年前に手出し0円だった方が、今後は追加負担が生じる可能性があるというのは、制度設計としては大きな問題ですね。つまり、この法改正は「出産費用を無償化する」という掲げ方をしていても、実際には以前よりも負担が増える人が出てくる可能性がある、ということなんですね。 そうすると、最後にお伺いしたいのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたら、それは何でしょうか?あなたの経験と懸念を踏まえて、制度設計者に最も伝えたいメッセージは何ですか?
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かしこまりました。では、Q1で選んでいただいた「出産や妊婦健診の負担軽減」に関連して、実際に体験したこと(または身近な人の体験)について、もう一度お聞かせいただきたいと思います。 2年前のご出産のときのご経験は詳しく伺いましたが、妊婦健診の負担についても、何か気になることや体験されたことはありますか?
はい
妊婦健診での負担について、具体的にどのようなご経験がありましたか?例えば、費用がどの程度かかったのか、受診の頻度、あるいは自己負担があったかどうかなど、差し支えない範囲で教えていただけますか?
妊婦健診も手出しはほぼ0円でした。これも産院により大きく差があると思います。 妊娠確定するまでは1回3000円程度で2〜3回通院しましたが、その後は市からの受診権でまかなえたため、ほぼ手出しはありません。
ありがとうございます。妊婦健診についても、妊娠確定までは自己負担があったけれど、その後は市からの受診権で賄えていたのですね。つまり、ご自身は幸い市の補助制度が充実していた地域にお住まいだったということですね。 そうすると、気になることとしては、この法改正による妊婦健診の内容や「標準的な費用」の設定が、地域によってどう異なるのか、また市町村の補助制度との兼ね合いがどうなるのか、という点が懸念されるのではないでしょうか? あなたがお住まいの地域のように充実した市の補助制度がない地域では、今後どうなると予想されますか?あるいは、妊婦健診の受診内容や回数について、何か懸念はありますか?
妊婦健診は、全国一律で無償化してほしいです。産院により検診内容が異なるらしく、それにより金額が変動するようですが、どの内容でも一律無償化してほしい。
なるほど、妊婦健診については全国一律で無償化してほしい、というご要望なんですね。つまり、地域や産院によって検診内容にばらつきがあり、その結果として金額も変動する中で、どの産院で受診しても負担がない状態を実現してほしい、ということですね。
はい。
ありがとうございます。妊婦健診について全国一律での無償化というご要望が明確になりました。 ここまでのお話をまとめさせていただくと、あなたのご経験と懸念は以下のようなものですね: **2年前のご出産時の経験** - 出産費用、妊婦健診ともに実質的にはほぼ手出しゼロだった - これは、手出しゼロの産院を経済的な理由から意識的に選んでいたから **今回の法改正への懸念** - 「標準的な費用」が保険対象になっても、お祝膳や毎日の食事など様々なサービスが保険対象外になると、結局手出しが必要になる - 特に経済的に余裕がない方は、前回より負担が増える可能性がある - 都心と地方での分娩費用の差が考慮されているのか不透明 - 妊婦健診も、産院による検診内容のばらつきがあり、それが全国一律で無償化されるべき これ以上、補足したいことはありますか? それでは、最後に一つお伺いしたいのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたら、それは何でしょうか?
地方と都心、特に都心は出産子育て費用が大変だと思いますが、地方の田舎とはその大変さが異なります。 その差を埋めつつ、どちらも負担が0になるよう、決めて欲しい。 特に地方は出産費用が高額になる事はそこまで多くないと思います。それよりもお金がかかるのは例えば車が必須の社会なので自家用車購入やチャイルドシート購入など。 子を産み育てる事のハードルが、地方と都心は違うのです。 そこを考えてください。
非常に重要なご指摘をいただきました。ありがとうございます。 あなたがおっしゃることは本当に本質的だと思います。出産費用の無償化という政策は、都心と地方で「子を産み育てることのハードル」が全く異なるという現実を見落としている、ということですね。 都心では出産・妊婦健診費用が大きな経済的負担になる一方で、地方では出産費用そのものはそこまで高額ではなく、むしろ出産後の子育て環境(自家用車の購入、チャイルドシート、移動の手段など)の方が大きな経済的課題になる。つまり、同じ「出産費用の無償化」という施策でも、地方と都心では解決すべき課題が違うということです。 そうすると、「全国一律で同じルール」という制度設計では、実は地方の実情に応じた支援になっていないのではないか、という指摘だと思います。 これまでのお話から、あなたが制度設計者に最も伝えたいメッセージは、以下のようなものでしょうか? **「地域によって子を産み育てるうえでの経済的課題は異なっている。出産費用の無償化だけでなく、地方の実情(自家用車や移動手段の必要性など)も含めて、総合的に子育ての経済的ハードルを下げる政策を設計してほしい。」** このご理解で間違いないでしょうか?
ここまでのインタビューをまとめました。内容について、確認させていただきたく存じます。