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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民として本法案を今回初めて知り、紙とデジタルの学びやすさや運用のあり方に関心を持っている。

回答日2026.3.29 01:04
インタビュー分量26 分 / 903 文字

💬主な意見

画一的なデジタル化は学習格差が心配

認知特性で紙/デジタルの向き不向きが分かれる。合わない媒体の指定で学習がビハインドするのは避けたい。

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移し替え型はマイナス、最適化ならプラス

紙の内容を表示するだけだと理解・集中・記憶など全般でマイナスになり得る。最適化できれば全般でプラスにもなり得る。

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段階導入で仮説検証、現場負担と通信整備

学習者のパターンや認知差を分析し、無作為的な段階導入で検証してほしい。教師が楽になる設計と、通信環境整備が重要。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験を伺いたいです。率直なお話を歓迎します。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

一般市民の立場から関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

今回初めて知った

今回初めて知ったのですね。前提から分かりやすく進めますね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良いと思うが、天下り的で画一的な決めによる分類は問題を生みやすい。 まず、個人の認知特性によって紙中心が良いかデジタル中心が良いかに大きな差が生まれる。指定された媒体が合わなかっただけに生徒の学習が大きくビハインドしては困る。 ポータビリティの面ではデジタルが大きく秀でるが、単に持ち運びの便利さだけでデジタルに移行するのは懸念がある。 特性としてデジタルは新しい情報に強く、紙は普遍的な情報に強い。現行の教科書は後者であるので、教科書が紙媒体であること自体に違和感はない。 強みを活かしきれない状態での安易なデジタル化は賛同できず、デジタルに最適化させるべく、教科書の内容を一から刷新するか、動画等が閲覧可能な補助教材として段階的に取り込むのが良いと思われる。 デジタル化の可能性として、生徒の学習に対する自主性を高めることができうると思っており、そのためには生徒の能動的なインターネット検索や、AIへの質問を許可する仕組みの実装はマストであると考える。それができずに、もし媒体を移し替えるだけの仕組みになってしまうのであれば、やらない方が良いと思う。

使い分けには賛成だけれど、画一的に進めると認知特性に合わない子が不利になる、という懸念が中心にあるのですね。さらに「紙→デジタルへの単純移行」ではなく、デジタルならでは(検索やAI活用など)まで含めて最適化しないと意味が薄い、というお考えも伝わってきました。 では確認させてください。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

学習面をいちばん気にされているのですね。 その懸念は、学習の中でも「理解・集中・記憶」のうち、どのあたりで特に起きやすいと感じますか?

媒体の移し替えであれば、全ての面においてマイナスとなる可能性がある。最適化したのであれば、全ての面でプラスともなりうる。

「媒体の移し替え」だと学習面全般でマイナスになりうる一方、うまく最適化できれば全般でプラスにもなりうる、という見立てなのですね。 ここでいう「媒体の移し替え」とは、具体的にどんな状態のデジタル教科書を指していますか?

さっき長文説明したのでよく読んでください。

失礼しました。先ほどのお話の文脈だと、「紙の教科書の内容をそのまま画面に表示するだけで、デジタルの強み(検索・リンク・AIへの質問・動画等)を活かせていない状態」を指している、という理解で受け取りました。 その理解で合っていますか?

はい。

ありがとうございます、理解は合っていました。 その前提で伺います。法案のように「デジタルも正式な教科書」として制度化すると、現場では“移し替え型”が標準になってしまうリスクがある、という感覚はどの程度ありますか?

上の方針と出版社とのネゴシエーション次第

制度の方針と出版社との交渉次第、という見立てなのですね。 その「上の方針」について、どういう方針だと“移し替え型”が標準になりやすいと感じますか?

手段と目的を履き違えたらそうなる。

「デジタル化そのものが目的」になってしまうと、移し替え型が標準になりやすい、ということですね。 その場合に、この法案の制度設計や運用ルールとして「ここは明確にしておかないと目的がズレる」と感じるポイントはどこですか?

学習者のパターンの詳細な分析、認知特性の差異の把握、様々な立場の生徒に対して無作為的に実施する段階的仮説検証

学習者の認知特性をきちんと分析して、無作為的に段階導入しながら仮説検証する――その設計が重要、ということですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

現場の負担に関しては、教え方に拘りのない教師以外は全員楽になるような仕組みにすべき。無理なデジタル化によって逆に設計が難しくなるようであれば、そもそもデジタル化の最適化に失敗している。 また、端末・通信トラブル対応は起こりうるので、通信環境は十分整備すべき。通信環境は人権と考えた方がいい。

現場負担は「こだわりの強い一部の先生」だけで回せる形ではなく、基本は多くの先生が楽になる設計にすべき、という問題意識なのですね。加えて、端末・通信トラブルは前提として起こるので、通信環境の整備が不可欠(人権に近い)という考えもよく分かりました。 最後に、この法案(デジタル教科書を正式な教科書として認める制度)について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

野心的で意義あることだと思うので進めて欲しいです。ただ押し付けにならないよう十分な設計と仮説検証を繰り返して欲しいです。

「意義は大きいので進めてほしい、ただし押し付けにならないよう設計と仮説検証を繰り返してほしい」というメッセージ、よく伝わりました。 本日はここまで伺った内容をもとに、論点(学習効果の最適化、認知特性への配慮、段階的な検証設計、現場負担、通信環境の前提整備など)を整理して、レポートにまとめます。

お時間を割いて率直にお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや、ニュアンスの違いがないかご確認ください。