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💬インタビューレポート

起業家

事業者

スタートアップの起業家として、先端技術の実用化や事業化の過程で規制対応・許認可の遅さなどの実務課題を意識している立場。

回答日2026.5.2 05:10
インタビュー分量27 分 / 813 文字

💬主な意見

補助金より実験しやすい環境づくりを評価

無駄になりがちな補助金支援より、新しいことに挑戦しやすく実験できる環境を整える仕組みは価値が出ると感じている。

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実用化R&Dは規制・許認可の伴走が要

実用化R&D支援の中でも、官民融合でスピードアップする規制対応の伴走が重要。特に実地試験を伴うハード系の許認可が詰まりやすい。

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東京拠点が箱物化・官僚化する懸念

渋谷/目黒の拠点は歓迎しつつも、一つで大きく変わるとは思いにくく、官僚的に進むと“渋谷に新しい大学”で終わりかねない。

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🎤すべての会話ログ

本日は「先端技術研究成果活用推進機構を新設する法案」について、感じていることや判断の背景を伺いたいです。差し支えなければ、まずこの法案にどういう立場で関わっていますか?

起業・スタートアップ関係者

ありがとうございます。起業・スタートアップ関係者として、具体的にはどんな形で関わっていらっしゃいますか?

起業家

承知しました、起業家としての目線で伺います。 今回の法案改正(グローバル・スタートアップ・キャンパス運営法人の設立)について、現時点でどの程度ご存知ですか?

概要は知っている

ありがとうございます。念のため短く整理すると、この法案は、先端技術分野のスタートアップ支援(実用化R&D支援・事業化支援・人材育成・交流促進)を一体で担う認可法人「先端技術研究成果活用推進機構」を新設し、東京(渋谷/目黒の国有地の無償貸付を想定)の拠点をハブに運営していく、という内容です。 この法案について、全体としてどのように評価していますか?

どちらかといえば良い

「どちらかといえば良い」と感じられているのですね。 そう評価されるうえで、特にプラスだと思った点はどのあたりですか?

無駄に終わることが多い補助金支援のような仕組みではなく、実験がしやすい環境を作る仕組みになっている

なるほど、「補助金を配るだけだと無駄になりがちだが、実験がしやすい環境づくりなら価値が出る」という感覚なのですね。 ここで言う「実験がしやすい環境」というのは、具体的にはどんな環境をイメージされていますか?

新しいことに挑戦しやすい環境

ありがとうございます。「新しいことに挑戦しやすい環境」を期待されているのですね。 その「挑戦しやすさ」は、今の日本のスタートアップ環境だと何がボトルネックになっていて、それが解けると感じていますか?

国民も含め国全体に挑戦を応援する雰囲気があまりない。 でも日本国民が悪いとも思わない。 例えば、既得権益を打ち倒すイメージが持たれる存在であるべきにも関わらず、日本のスタートアップ支援環境は別。 多くの規制緩和が遅いのに、国民からバッシングを受けているLuupなどの普及だけ変に早いなどは国民を無視して自己の利益のことしか考えてない印象を持たれるのは当たり前である(ここでは例で出しただけで、Luup自体の是非の話はしていない)

お話を伺っていると、「挑戦を応援する空気が弱い」というより、挑戦が“社会の納得”や“ルール整備”と噛み合わないまま進むと、スタートアップ側が不信を買いやすい、という感覚に近いのかなと思いました。 その前提で伺いたいのですが、この法案で新設される機構が「挑戦を応援する雰囲気」を作るうえで、いちばん効く行動はどんなものだと思いますか?

言葉でも行動でも、日本経済・社会にとっての価値を示していくこと

ありがとうございます。「価値を示していくこと」が鍵だということですね。 ここでいう『日本経済・社会にとっての価値』は、どんな種類の価値を示すのがいちばん伝わると感じますか?

新しいイノベーションが生まれ、それが経済活性化につながり、社会自体も変えていくこと

ありがとうございます。イノベーションが生まれて経済が活性化し、社会も変わっていく——その一連の流れが「価値」として伝わることが大事、ということですね。 今回の法案で新設される機構の4つの柱(実用化R&D支援・事業化支援・人材育成・交流促進)の中で、いまのお話に照らして「ここが弱いと価値が示せない」と感じるのはどれですか?

実用化R&D支援

「実用化R&D支援」が肝だと感じていらっしゃるのですね。 その実用化R&D支援について、機構にまず整えてほしい条件(例:設備、規制対応の伴走、資金の出し方、知財、実証フィールド等)のうち、どのあたりが欠けると“結局うまく回らない”と思いますか?

規制対応の伴走

規制対応の伴走が欠けると回らない、という感覚なのですね。 ここでいう「規制対応の伴走」は、どんな支援まで含むイメージですか?

イメージとしてはラピダス支援のスタートアップ版

なるほど、「ラピダス支援のスタートアップ版」というイメージなのですね。 そのイメージに近づけるとしたら、機構が“規制対応の伴走”で具体的にどんな役割を担うのが適切だと思いますか?

官民融合でお互いがスピードアップできるような役割

ありがとうございます。「官民融合でお互いがスピードアップできる役割」というのは、とても重要な観点ですね。 その“スピードアップ”は、具体的には何の時間が短くなるイメージでしょうか?(例:許認可、実証の開始、ルール整備、関係省庁との調整など)

あらゆるもの

承知しました。「あらゆるものの時間が短くなる」くらい、摩擦が広範囲にあるという実感なのですね。 その中でも、いまのスタートアップ側の体感として「ここが詰まると全部が止まる」と感じる“詰まり”は、どの場面で起きていますか?

許認可

許認可がボトルネック、ということですね。 その許認可について、いま特に「時間がかかりやすい」と感じているのは、どんな種類の許認可ですか?

ハードウェア関連など実地試験が必要なもの

ありがとうございます。ハードウェア領域のように実地試験が必要なものは、許認可の重さが一気に効いてきますよね。 その「実地試験が必要な許認可」で、手続きのどの段階が特に長引きやすいと感じていますか?

動き出すまで

ありがとうございます。「動き出すまで」が一番長い、という感覚なのですね。 その“動き出すまで”の間に、具体的にはどんなことが起きていて時間がかかっていますか?

知りません

承知しました。中で何が起きているかが見えにくい、ということでもありますよね。 その状況を踏まえて伺いたいのですが、機構の「規制対応の伴走」が効いていると実感できるのは、どんな状態になったときですか?

古くなった仕組みや制度自体にメスを入れた時

ありがとうございます。「古くなった仕組みや制度そのものにメスが入る」ことが、伴走の成果として見える状態なのですね。 今回の法案で、あなたが特に気になっている点はどれですか?

東京一極集中への懸念

東京一極集中への懸念があるのですね。 この法案の拠点が渋谷/目黒の国有地を想定している点について、どんな影響が起きるのではと感じていますか?

試み自体は歓迎するが、ここ一つで大きく変わるとは思わない

ありがとうございます。「試みとしては歓迎だけれど、東京の拠点一つで大きく変わるとは感じにくい」という温度感なのですね。 その「大きく変わらない」と感じるのは、どの部分が変わりにくいと思っていらっしゃるからですか?

渋谷にただ最新の大学ができたくらいのものになりそう

なるほど、「渋谷に最新の大学ができた」くらいに見えてしまう懸念があるのですね。 そうならないために、この機構(運営法人)が最初から“やらない方がいい”動きはどんなものだと思いますか?

官僚的な進み方をしないこと

ご懸念は「官僚的に進むと、結局“渋谷に新しい箱ができた”で終わる」ということなのですね。 最後に、この法案について、制度を設計する人に伝えるとしたら何ですか?

日本に世界最高のイノベーション施設を作るくらいの意気込みで、狭い発想にとらわれず制度を設計してほしい。

ありがとうございます。「世界最高を作る意気込みで、狭い発想にとらわれず制度設計を」という強いメッセージですね。 ここでいう「狭い発想にとらわれない」を、制度の形に落とすとしたら、どんな“縛り”を外してほしいイメージですか?

過去事例とか既存の仕組みを重視しすぎない。

ありがとうございます。「過去事例や既存の仕組みに引っ張られすぎないでほしい」ということですね。 その点で伺いたいのですが、機構の運営で“既存の仕組みを重視しすぎてしまう”と感じやすいのは、どんな場面だと思いますか?

意思決定のプロセス

ありがとうございます。意思決定プロセスが既存の仕組みに引っ張られやすい、というご懸念ですね。 その「意思決定プロセス」で、特に“遅くなりそう”と感じるのはどんな決め方になったときですか?

手段が目的化してしまう

ありがとうございます。手段が目的化すると一気に動きが鈍くなる、ということですね。 この機構の意思決定で「手段が目的化している」と感じるのは、どんなサインが出たときだと思いますか?

会議ばっか行われる

ありがとうございます。「会議が増えること」自体が、手段の目的化のサインとして見えやすいのですね。 その「会議ばっか」の状態を避けるために、機構の運営ルールとして最初から入れておくと良いと思う仕組みはありますか?

ルールで縛る考え方自体が良くない

ありがとうございます。おっしゃる通り、ルールで固めすぎると、それ自体が官僚的になって逆効果になりうる、という感覚なのですね。 では確認ですが、ルールではなく「人」や「権限設計」で担保するとしたら、どんな人が意思決定の中心にいる状態が望ましいですか?

またこの人たちか〜みたいな人たちで構成されてるのを止めること

ありがとうございます。「またこの人たちか〜」という顔ぶれだと、結局いつもの延長に見えてしまう、ということですね。 その「またこの人たちか〜」と感じるのは、どういった経歴・属性の人が並んだときですか?

国の会議などにいつも呼ばれているような人

ありがとうございます。いつも国の会議に呼ばれる“おなじみの人選”だと、新しい挑戦のための機構に見えにくいということですね。 その点で、機構の評議員会や理事などの人選が「新しい」と感じられるのは、どんな人が入っている状態だと思いますか?

手を動かしている人たち

ありがとうございます。「手を動かしている人」が入っていることが、新しさの条件なんですね。 ここでいう「手を動かしている人たち」は、どんな立場の人をイメージされていますか?

技術者

ありがとうございます。技術者が意思決定側に入ることを重視されているのですね。 その技術者は、どんなタイプの技術者だと機構の意思決定に効くと思いますか?

手を動かしている人たち

ありがとうございます。「現役で手を動かしている技術者」が意思決定に入ることが重要、ということですね。 その“現役で手を動かしている”を、人選の基準として見える化するとしたら、どんな条件で判断できると思いますか?

むしろ条件で縛ると結局同じようなメンツになる 今実際に何かを作ってる人たち

ありがとうございます。条件で形式化すると結局いつもの人選に寄ってしまうので、「今まさに何かを作っている人」が自然に中核にいる状態が大事、ということですね。 ここまで伺った内容をまとめてレポートにしますので、要約フェーズに進めてよろしいですか?

お時間いただき、ありがとうございました。伺った内容をもとに要約レポート案を作成しました。内容に違和感や抜け漏れがないか、ご確認ください。