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💬インタビューレポート

公立教員

懸念事業者

公立学校の教員として、授業で学習者用デジタル教科書や1人1台端末を実際に扱ってきた立場。授業中の書き込みのしづらさや通信トラブル対応など、運用上の課題を現場で経験している。

回答日2026.3.30 13:12
インタビュー分量21 分 / 475 文字

💬主な意見

解く・書き込むは紙、確認はデジタル

問題を解いたり補足を書き込む場面は紙が向く一方、書いてある内容や資料の確認はデジタルが便利だと感じる。

インタビューの前後を読む

ペン不足や反応の悪さで意欲が落ちる

端末にペンがない・反応が悪いと指書きがやりづらく、子どもがイライラして放棄するなど、やる気が削がれる。

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通信トラブルが授業中断と時間外対応に

通信トラブル時は個別対応で授業が中断し、解決できないと時間外対応も発生。結局紙に切替え『最初から紙で』となる。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験をうかがいます。答えにくいところは飛ばしていただいて大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

教育関係の仕事/経験がある

教育関係で関わっていらっしゃるのですね。差し支えなければ、その「教育関係の仕事/経験」は、どんな立場(例:教員、支援員、教材制作、ICT支援、塾など)に近いですか?

公立学校の教員

公立学校の教員として関わっていらっしゃるのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

よく知っている/使ったことがある

授業で実際に使われてきたのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という実感なのですね。 その「使い分け」が特に効くのは、授業のどんな場面ですか?

問題を解く、補足で何か書き込む場面は紙。書いてあることの確認、資料の確認はデジタル。

なるほど、「解く・書き込む」は紙、「確認・参照」はデジタル、という整理なのですね。 紙の方が向いていると感じる「問題を解く」場面では、具体的にどんな点が学びやすさにつながっていますか?

私の知る範囲では、1人1台のタブレットにはペンがついていない。指で書くのは単純にやりづらい。また、タブレットの性能にもよるが、ペンがあったとしても反応が良くない。 その点紙と鉛筆だとスムーズ。

現場だと「ペンがない/あっても反応が良くない」という、かなり具体的なボトルネックがあるのですね。スムーズさが学びやすさに直結している感じが伝わってきます。 その「ペンがない(または反応が悪い)」ことによる支障は、授業中だとどんな形で表れますか?

単純に子どものやる気が削がれる。

やる気が削がれる、というのは現場としてかなり大きい影響ですね。 その「やる気が削がれる」状況は、授業中だと具体的にどんな様子として見えますか?

上手く書けないことでイライラする、もういいやと放棄する、など

書けないことでイライラしたり、途中で放棄してしまう子が出てくるのですね。授業の流れも止まりやすそうです。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学校運用(準備負担・トラブル・ルール)

運用面がいちばん気になるのですね。現場感のあるポイントだと思います。 デジタル教科書を正式に扱うようになったとき、学校現場の運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末・通信トラブル対応

端末や通信のトラブル対応がハードル、という実感なのですね。 その「トラブル対応」が授業の中で起きるとき、特に多いのはどんなトラブルですか?

通信トラブル

通信トラブルが一番多いのですね。 その通信トラブルが起きたとき、授業は具体的にどんな影響(例:中断する、紙に切り替える、個別対応が発生する等)を受けますか?

個別対応のために中断せざるを得ず、その場で解決できなければ時間外に対応が求められる。授業では紙に切り替えることになるので、それなら最初から紙で、、、となる。

個別対応で授業が中断し、解決できないと時間外対応まで発生する――それは負担も大きいですし、「それなら最初から紙で…」となる感覚もよく分かります。 その状況を踏まえて、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

完全にデジタル教科書のみにすることは反対です。 (紙の教科書を残す前提で)デジタル教科書を導入し、活用を求めるのであれば、十分な性能の端末と通信環境を与えられるだけの予算を国が責任を持って確保して欲しい。初期投資だけでなく管理、更新、買い替えなど持続的に。

完全デジタルには反対で、紙を残したうえで進めるなら、端末性能と通信環境に国が責任を持って“継続的に”予算確保してほしい、ということですね。現場の中断や時間外対応の現実がある中だと、とても切実だと思います。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないか、ご確認ください。