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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民として法案に関心を持ちつつ、自身の中学時代の通学負担や忘れ物の経験、職場での画面設定の工夫などから、利点と健康面・運用面の課題を具体的に捉えている。

回答日2026.3.28 23:16
インタビュー分量64 分 / 1620 文字

💬主な意見

荷物・忘れ物の負担減で心が軽くなる

教科書一式を持ち帰る負担や置き忘れが減り、忘れ物で「問題児」扱いされる不安や借りづらさ等の本質でない悩みが減ると思う。

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ブルーライト等の健康負担が懸念

1日5限×週5日で画面を近距離で見続けると、頭痛や目の渇きなど不調が出そう。紙を使いたい要望にも対応できる体制が必要。

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一律補助と調達内訳の公開で公平に

18歳未満(高校卒業相当まで)を軸に学習必需品へ一律補助が公平。学校等の団体購入は適切価格確認のため内訳公開を義務化するとよい。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることやご経験を伺えればと思います。答えに正解・不正解はありませんので、話しやすい範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心をお持ちなのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

ありがとうございます。「名前は聞いたことがある程度」なのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

なるほど、「場面によって使い分けが良い」と感じていらっしゃるのですね。 その“使い分けが良い”と感じるのは、どんな学習場面をイメージしていますか?

紙でなくなることで得られるメリットは汎用性が上がること。デジタル端末は教科書よりも重い。一方で全ての教科書の合計よりも軽い。私は中学時代に全ての教科書を持ち帰るように言われてやっていたがこれは通学時の生徒負担が大きい。電子教科書であれば持ち運びが楽になる。また特定の教科の教材を家に置き忘れることもない。

通学時の負担が減る点や、忘れ物が減る点にメリットを感じていらっしゃるのですね。 その「通学時の生徒負担」について、特に負担が大きいと感じるのはどういう状況のときですか?

学校のカリキュラムは曜日ごとに異なるので教科書の入れ替えを生徒自身で判断しなければならない。教科書だけではなく実習着や体操着についても考える必要がある。必要な教科書を持ち帰り、どの教科の宿題に優先的に取り組むか自分で判断する必要もある。また紙の教科書と教科ごとのノートは物理的に重たい。

状況の切り替えが多い中で、持ち物の判断や優先順位づけまで生徒側に乗ってくるのが負担、という感覚なのですね。 デジタル教科書が正式な教科書になった場合、その「持ち物の判断の負担」はどの程度減ると思いますか?

かなり減ると思う。教科書をタブレット一台、ノートを紙で各教科別に持参したとしても半分くらい楽になるだろうと考える。

半分くらい楽になりそう、という見立てなのですね。 その負担が減ることで、生徒の学校生活の中ではどんな変化が起きると思いますか?

忘れ物をする問題児というカテゴライズを無くすことが可能であると思う。私はうっかり教科書忘れが多く授業中に自分が当てられたらどうしようと思ったことがよくあった。また友達が少なかったので他のクラスの子に一コマだけ教科書を借りるという申し出をしづらかった。こういった本質的ではない悩みから解放されることは精神衛生上重要なことであると考える。

教科書を忘れたことで「問題児」扱いされる不安や、借りづらさからくる孤立感まで含めて、精神的な負担が大きかったのですね。とても具体的で伝わってきます。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

ブルーライトによる目の疲労を懸念している。実は私は職場でWindowsの画面をコントラストテーマにしている。そのため児童生徒が紙の教科書を使いたいと申し出た時に対応できる体制を構築する必要がある。またあえて遠くを見たり心をリラックスさせるために青空授業も良いと思う。日本、韓国以外の先進国では意識的に取り入れられていると聞いたことがある。

目の疲労への懸念が強いのですね。ご自身の職場での工夫(コントラスト調整)もあって、現実感のある心配だと感じました。 その「目の疲労」が特に問題になりそうだと感じるのは、学校生活のどんな場面ですか?

学校では一日に5限程度の授業を5日連続で行っている。そのためずっと画面を至近距離で見続けると頭痛や目の渇きなど不調を感じることがあるだろうと推測している。

1日5限×週5日で、近い距離で画面を見続ける時間が長くなり、頭痛や目の渇きが出そうというご懸念なのですね。 学校側が対策するとしたら、「授業の中でデジタル教科書を使う時間」はどのくらいまでなら許容できそうだと感じますか?

これは個人差もあるし有効な研究も知らないのでざっくりだが1日6時間程度が上限なのでは?と考えている。また全ての教科書がフルカラーである必要はないので紙のような質感の端末を採用する、もしくは児童生徒がコントラストテーマに設定することができると良いのではないか?電子教科書を開発する際も幅広い属性の方が使いこなせるよう配慮と工夫を盛り込んでほしい。

なるほど、研究が十分でない中でも「1日6時間程度が上限では」という感覚を持ちつつ、端末側(紙に近い表示・コントラスト調整)や教材側(フルカラー前提にしない、アクセシビリティ配慮)で負担を下げる発想をお持ちなのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

文化を変えるのが1番困難だろうと推測する。1人1端末になると被教育者の意識が大きく変わるのでは?と考えている。その際に新しい文化に移行するのが課題になるだろうと思う。

「文化を変えるのが一番難しい」という見立てなのですね。端末が当たり前になると、生徒側の意識や行動も変わりそう、という感覚が伝わってきます。 その“新しい文化”に移行する中で、特に問題が起きやすいと思うのはどんなタイプの変化ですか?

デジタルは若いほど有利で自在に使いこなす。それに対して大人になってから新技術に触れた層は技術を怖がる。そんなの自分が若かったときは習わなかったと言って逃げてみたり反発する。これは一般の職場で日常的に起きている事柄だ。

世代による慣れの差で、大人側(特に教員側)が「怖い」「避けたい」と感じて反発や回避が起きやすい、というご指摘ですね。学校でも同じ構図が起こりうる、という見立てはとても重要だと思います。 デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

あらゆる特徴をもった子どもたちが安心して自分の能力を高められるプロダクトを作ってほしい。

大切な点ですね。「どんな特性の子でも安心して力を伸ばせる」ことを軸にしてほしい、というメッセージだと受け取りました。 その“安心して学べる”を制度で担保するなら、最低限ここは外せないと思う条件は何でしょうか?

子どもたち、教員、養育者を疲弊させないことが重要と考える。原因は複合的で解決は容易ではない。有効な手として高い水準で練られた教科書を用いること、ヒトの認知特性に合わせた行動習慣化機能を取り入れて持続可能な学習習慣を確立することだと思う。

「子ども・教員・養育者を疲弊させないこと」を最優先に、教科書の質や、認知特性に合った習慣化の仕組みまで含めて設計してほしい、というお考えなのですね。 ここでいう「疲弊」を減らすうえで、いちばん効果が大きいと思うのはどの層への支援ですか?

教員、養育者への支援が現状は不十分であると考えている。

教員・養育者への支援が不足している、という問題意識なのですね。 この法案が成立してデジタル教科書が「正式な教科書」になったとき、教員・養育者への支援として制度に組み込んでほしいのは、どんな内容ですか?

デジタル教育ツールを購入した際に補助金や控除を受けられるようにすること。

ご提案ありがとうございます。デジタル教育ツール購入時に、補助金や税控除のような形で支援を組み込むべき、ということですね。 その支援は、学校(教員)向けと家庭(養育者)向けのどちらを中心に設計するのがよいと感じますか?

両方を同じくらい

承知しました。学校側と家庭側の両方を同じくらい支える設計が大事、ということですね。 ここまでのお話を踏まえると、支援の対象を広くするときに「支援を受けられる人/受けられない人」の線引きが論点になりそうです。補助金や控除の対象範囲は、どのように決めるのが公平だと感じますか?

国の現状を考えると高校卒業まで履修することが社会的に求められている。また子どもの定義は18歳未満とされている。そのため学習必需品(電子端末等)に対して一律に補助をするのが良いと考える。 調達の際に適切価格であるか確認することが必要なので学校等で団体購入する際は内訳を公開情報として報告する義務を課すのが良いと思う。

高校卒業相当までを社会的に求められる学習期間として捉えて、18歳未満を軸に「学習必需品は一律補助」が公平、というお考えなのですね。加えて、団体購入は価格の妥当性が見えるよう内訳公開を義務化する、という透明性の提案も具体的だと感じました。 その「一律補助」をする場合、補助の対象に含める“学習必需品”は、どこまでを想定していますか?

教科書、ノート、文房具、体操着、制服などを想定している。だが現在義務教育期間中の家族はいないのでどの範囲が適切か私はわからない。

ありがとうございます。教科書や端末に限らず、ノート・文房具から体操着・制服まで含めた「学習に必要なもの」を広く捉えていらっしゃるのですね。一方で、いま当事者ではないので適切範囲は判断が難しい、という感覚も理解できます。 ここまでで主要な論点(学びやすさ、健康面、運用、支援と公平性)を一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しくださり、ありがとうございました。ここまで伺った内容をレポート案としてまとめました。内容に誤りや、ニュアンスの違いがないかご確認ください。