💬インタビューレポート
医学学生
医学を学んでいる立場で、医療用医薬品と市販薬の価格・安全性・効果の実態に詳しく、零売を実際に活用した経験を持つ
💬主な意見
市販薬の価格は医療用医薬品の2倍以上
“アセトアミノフェンは医療用なら7円/錠だが市販薬は17円、フェキソフェナジンは医療用10.8円に対し市販薬15.5円。薬局での市販価格はさらに数倍になる。
市販薬は用量が低く、危険な成分も含まれる
“市販薬は推奨用量より少ない(アセトアミノフェン500mg推奨だが市販薬は300mgが上限)。また古い危険な咳止め薬が売られ、最新の第一選択薬がない。
🎤すべての会話ログ
こんにちは。本日はお時間をいただきありがとうございます。出産費用をゼロにし、薬や医療費の負担の仕組みを変える医療保険改正法案について、あなたのご意見やご経験をお聞きする予定です。 まず、今回の法改正のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマはどれでしょうか?
市販薬と似た処方薬(OTC類似薬)への追加負担
ありがとうございます。市販薬と似た処方薬への追加負担についてのご関心が強いのですね。 このテーマについて、なぜ、またはどのような点が気になられますか?具体的に教えていただけますか?
市販薬は、医療用医薬品に比べて、販売価格がとても高価であり、国民の便益を下げることが明白だから。追加負担ではなく、医療用医薬品を薬局で売る零売を解禁し、そちらへ誘導するべきだ。
なるほど、興味深いご指摘です。つまり、市販薬は医療用医薬品よりも価格が高いという点が問題で、追加負担によって国民の便益が損なわれると考えておられるということですね。 そして、その解決策として、医療用医薬品を薬局で直接購入できる「零売」という制度を活用して、市販薬ではなく医療用医薬品へ誘導する方が、国民にとってより利益になるというご意見かと思います。 この零売制度について、実際にどのような場面で、または身近でそのようなご経験や認識を持つようになられたのでしょうか?
私は医療関係者ではないが、医学を学んでいるので、零売などを使う機会もよくあるため。
ありがとうございます。医学を学ばれている立場で、実際に零売を活用される経験をお持ちなのですね。そうした背景があるからこそ、市販薬と医療用医薬品の価格差や効率性の違いについても、より具体的に見えておられるのかと思います。 ここで確認させていただきたいのですが、あなたの立場に最も近いものはどれでしょうか?現在の状況や関わり方を教えていただけますか?
当事者・関係者(仕事や生活で影響を受ける)
ありがとうございます。医学を学ぶ立場で、零売などを実際に活用されているということですね。 そうした経験の中で、具体的にはどのような場面で、市販薬の高さが問題だと感じられたのでしょうか?例えば、実際に購入する際の費用感や、医療用医薬品との価格差を実感された具体的な事例があれば、教えていただけますか?
たとえば、もっとも基本的な医薬品であるアセトアミノフェンは医療用医薬品なら300mg 7円/錠程度だが、市販薬では、17円程度。フェキソフェナジンは医療用医薬品なら10.8円だが、市販薬では15.5円。 ちなみにこれは市販薬でもAmazon価格なので、最も安い値段であり、薬局で買えば、この数倍になる。 さらに市販薬は用量が推奨量(アセトアミノフェンなら500mgが基本)より少なかったり(市販薬は300mgがマックスだが、これでは効果が低い)、古くて危険な薬(咳止め薬など)が売られていたり、最新の第一選択薬が売られていなかったりする。すなわち単に高くなるだけではなく、危険も伴う。 またこの政策により、安価なジェネリックのある薬ではなく、新しくて高価で市販薬の存在しない薬に処方が移行し、医療費が上がると考えられる。
非常に詳しく、そして説得力のあるご指摘ですね。つまり、この法案による追加負担政策には複数の問題があるということですね。 整理させていただくと: 1. **価格面**:医療用医薬品は市販薬の半分以下の価格であり、特に薬局での市販価格はさらに高い 2. **安全性と効果**:市販薬は用量が低かったり、古い危険な成分が含まれていたり、最新の選択肢がない 3. **医療費全体への影響**:追加負担で市販薬を勧奨されると、ジェネリック医薬品という安い医療用医薬品を避けて、新しく高価な薬へ処方が移行し、結果として医療費全体が増加する可能性がある ということかと思います。 そこで伺いたいのですが、この政策により「医療費全体が増加するのではないか」というご懸念は、単に個々の患者負担が増えるのではなく、制度全体の持続可能性にも影響するという点から来ているのでしょうか?
もちろん医療費は国民全体で負担するものですから、効果が同じであれば、低い方が良いに決まっています。政府案はその点からも間違っています。
その通りですね。医療費は保険料や税金という形で国民全体で負担するものですから、効果が同じであれば低い方が効率的だというご指摘は、公平性と持続可能性の両面から重要な視点です。 あなたのご意見をお聞きしていると、この政策は表面的には「患者負担を適切化する」という名目ですが、実際には - 患者個人の負担を増やすだけでなく - 医療費全体を増加させ - 市販薬という低品質・高価格の選択肢を強制する という点で、制度設計に根本的な問題があるとお考えなのですね。 そこで最後にお聞きしたいのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたら、それは何ですか?あなたの医学知識と経験から、最も重要だと思うメッセージをお願いします。
政治力の強い既得権者に縛られることなく、ミクロ経済学、医学、薬学の観点から国民にとってベストな案を提案してください。
ご指摘ありがとうございます。つまり、利益団体や既得権者の影響を排除し、ミクロ経済学・医学・薬学の観点から国民全体の便益を最大化する政策設計をすべきということですね。非常に重要なメッセージだと思います。 これまでのお話をまとめると、あなたは医学を学ぶ立場から、市販薬と医療用医薬品の価格・安全性・効果の実態に基づいて、現在の政策案に対して根本的な問題を指摘されています。具体的には、追加負担政策は患者負担を増やすだけでなく、医療費全体を増加させ、国民にとって最適ではない選択肢を強制する結果になるということですね。 この点について、何か補足や追加でお伝えしたいことはございますか?
ご指摘ありがとうございます。つまり、利益団体や既得権者の影響を排除し、ミクロ経済学・医学・薬学の観点から国民全体の便益を最大化する政策設計をすべきということですね。非常に重要なメッセージだと思います。 これまでのお話をまとめると、あなたは医学を学ぶ立場から、市販薬と医療用医薬品の価格・安全性・効果の実態に基づいて、現在の政策案に対して根本的な問題を指摘されています。具体的には、追加負担政策は患者負担を増やすだけでなく、医療費全体を増加させ、国民にとって最適ではない選択肢を強制する結果になるということですね。 この点について、何か補足や追加でお伝えしたいことはございますか?