💬インタビューレポート
一般市民
警察・検察の不祥事報道やデジタル資産管理のあり方に関心を持つ一般市民として、新しい権限の濫用リスクや技術的な安全対策について具体的な懸念を述べている。
💬主な意見
送金時の本人確認強化などマネロン対策を先に整備すべき
“送金時のマイナンバーカードスキャンや顔認証、本人端末限定のアプリ利用制限など、マネロン対策が整っていない状態でこの法案を進めるのは時期尚早だと考えている。
裁判官の許可が技術的な歯止めになっていない可能性
“裁判官の許可が書類上の手続きに留まり、許可なしに物理的にシステムを使えないような技術的な歯止めになっているのか疑問に感じている。
暗号資産など個人資産の不正流出・情報漏洩への懸念
“暗号資産がスマホアプリで管理される時代に、警察が遠隔で他人のスマホを操作できる仕組みは、資産流出や冤罪、第三者による悪用につながると懸念している。
🎤すべての会話ログ
本日はお時間をいただきありがとうございます。本日は「犯人が連絡に使ったスマホなどから、被害を防ぐ情報を警察が得られるようにする法案」について、皆さんのお考えをお聞きしていきます。さっそくですが、今回の法案で、あなたが特に気になること、または意見を伝えたいことに、いちばん近いものを教えてください。
その他(自由記述)
ありがとうございます。どのような点について関心がありますか?具体的に教えていただけますか。
警察や検察の不祥事が多いので、濫用や不正利用を心配しています
ありがとうございます。警察や検察の不祥事が続いていることから、今回の新しい権限が濫用されたり不正に使われたりしないか心配されているのですね。その点について、もう少し具体的に伺いたいのですが、どのような場面や形で濫用が起きるのではないかと懸念されていますか。例えば、対象を広げすぎる運用や、情報の目的外利用など、思い浮かぶことがあれば教えてください。
対象の広げすぎ、目的外利用、あとは暗号資産がスマホアプリで管理されている時代に警察署から現金がなくなるような組織が遠隔で他人のスマホを利用できるっていうのは心配。 犯罪の容疑者以外の端末または冤罪の容疑者の端末から資産がなくなることが将来的に発生すると思う。 あとはその仕組みを外部の第三者に利用された情報漏洩や資産損失など。
なるほど、対象の広げすぎや目的外利用に加えて、暗号資産などデジタル資産への悪用や、第三者による情報漏洩・資産損失まで懸念されているのですね。警察内部の不正だけでなく、外部からの侵入リスクまで含めた具体的な心配事がよく分かりました。 それでは少し角度を変えてお伺いします。詐欺や強盗の被害を防ぐことと、スマホの中のやり取りなどのプライバシーを守ることについて、あなたの考えにいちばん近いものを教えてください。
どちらも同じくらい大事
どちらも同じくらい大事、というお考えなのですね。その理由を一言でお聞かせいただけますか。
強盗を事前に防止するのは難しいが、詐欺それにかかわる送金や国内のマネロン(不正売買された銀行口座の利用を犯罪者ができなくするような技術的な仕組み)を防止することは可能なのにその対策を怠っている状態で、警察検察の不正利用リスクのある法案を進めてほしくないから。
詳しく教えていただきありがとうございます。強盗の事前防止は難しい一方で、詐欺に絡む送金やマネーロンダリングは技術的な対策で防げる余地があるのに、それを後回しにして、不正利用のリスクがあるこの法案を先に進めることに疑問を感じていらっしゃるのですね。そのお考え、よく分かりました。 では次に、この法案に含まれている歯止めの仕組みについて伺います。法案には、事前に裁判官の許可を得ること、関係ない情報は消すこと、端末を使っていた人にあとで知らせること、公安委員会が正しく行われたかを確かめること、といった決まりがあります。こうした決まりで十分だと思うか、いちばん近いものを教えてください。
十分ではないと思う
十分ではないと感じていらっしゃるのですね。具体的に、何が足りないと思われますか。
裁判官の許可を得ないと物理的にシステムの利用ができない状態になっている? 警察検察の不正利用が発生する前提でシステムが組まれているか甚だ疑問
なるほど、裁判官の許可が「書類上の手続き」に留まっていて、システム的に不正利用ができないような技術的な歯止めになっているのか疑わしい、というご指摘ですね。制度上のルールだけでなく、技術的に不正を防ぐ仕組みになっているかどうかが重要だというお考え、よく分かりました。 では次に伺います。この法案には、実施した件数などを国会に報告したり、公表したりする決まりはありません。捜査のための通信の傍受では、政府が毎年、国会に報告しています。信頼のために、あとで振り返れる形で公表することが大切だという意見がある一方で、公表で犯人が対策をとれるようになると効き目が落ちるという意見もあります。この点について、いちばん近いものを教えてください。
国会への報告や公表を義務にするべき
国会への報告や公表を義務にするべき、というお考えなのですね。具体的に、どのようなことを報告・公表してほしいとお考えですか。例えば実施した件数や対象になった犯罪の種類など、思い浮かぶことがあれば教えてください。
考えたことはないがありとあらゆる情報、システム自体の不正利用やハッキングなど間接的な部分も含めて
ありがとうございます。件数や犯罪の種類だけでなく、システムの不正利用やハッキングのリスクといった間接的な部分まで含めて、幅広く公表・報告してほしいというお考え、よく分かりました。 それでは、今回の法案について、全体としての評価にいちばん近いものを教えてください。
良くないと思う
良くないと思う、というご評価なのですね。これまでお話しいただいた中で、どういった点が特にその評価につながったか、改めて教えていただけますか。
不正利用対策が不十分
不正利用対策が不十分であることが、全体の評価を左右する大きな理由になっているのですね。よく分かりました。 最後の質問です。この法案について、国会や政府に伝えたいことを一つ教えてください。
システムの不正利用対策・情報漏洩対策を行ってほしい。不正売買された銀行口座の利用を第三者ができない仕組み作り(送金時のマイナンバーカードスキャン、送金時の顔スキャン、銀行が認証した本人端末以外でインストールされた銀行アプリの利用不可)などが全くできていないのにそれを放置してこの法案をすすめるのは時期尚早
詳しく教えていただきありがとうございます。システムの不正利用・情報漏洩対策に加えて、送金時の本人確認強化など、マネーロンダリング対策の技術的な仕組みを先に整えるべきというご意見、よく分かりました。 最後に一つ伺いたいのですが、もし今おっしゃったような不正利用対策や情報漏洩対策、送金時の本人確認の仕組みがしっかり整えられた場合、この法案への評価は変わりそうでしょうか。
そうですね。ありとあらゆる対策がされたあとでまだ詐欺被害・マネロンが減少しないのであれば導入しても良いかと思います。
貴重なお話をありがとうございました。不正利用・情報漏洩対策やマネーロンダリング対策を先に徹底し、それでも被害が減らない場合に初めてこの法案のような仕組みを検討すべき、という段階的なお考え、とてもよく分かりました。 本日は警察・検察の不祥事を踏まえた濫用リスクへの懸念から、技術的な歯止めの不十分さ、透明性確保の必要性まで、一貫した視点で具体的にお聞かせいただき、ありがとうございました。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
ありがとうございます。これまでのインタビュー内容をもとに、レポート案を作成いたしました。内容をご確認いただき、修正点やご要望があればお知らせください。問題なければ「これで完了」などとお伝えください。
