みらい議会みらい議会

💬インタビューレポート

一般市民

懸念

一般市民として、皇位継承や皇室制度に関心を持つ同世代の立場から意見を述べている。政策立案者にしか見えない視点もあると認識しつつも、国民が納得できる合理的な説明を求めている。

回答日2026.7.11 22:52
インタビュー分量24 分 / 607 文字

💬主な意見

先制的な男系男子確保による継承の確定化への懸念

直系の方が皇位を継ぐ意思がない場合に初めて養子制度を活用するべきであるのに、いま導入することで男性養子が皇位継承するのが確実になる印象を持つ。本来は後手の制度であるべき。

インタビューの前後を読む

直系と養子候補者の意思尊重の必要性

皇位を継ぐ意思がない場合の制度活用と、養子になられる方の意思も同様に尊重されるべき。現在の制度設計では、こうした「意思」が十分反映されていないように見える。

インタビューの前後を読む

象徴性と性別の関連性の説明不足

象徴としての天皇には性別が関係ないはずなのに、なぜ男系限定が必要なのかが理解できない。イギリスやスペイン、オランダなど各国の皇族・王族や現在の総理が証明している通り、女性君主は当たり前に存在している。政府には、この法案が時代錯誤に見える理由を合理的かつ理解できるかたちで説明してほしい。

インタビューの前後を読む

🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日はお忙しいところご協力をいただき、ありがとうございます。 皇族の数を確保するための法案(皇室典範などの改正)について、あなたの率直なご意見をお聞かせいただきたいと思います。 まず最初にお伺いしたいのですが、今回の法改正のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマを選んでいただけますか?

旧皇族の男系男子を養子に迎えること

ありがとうございます。旧皇族の男系男子を養子に迎えることについて、ご関心なのですね。 では、この法案について、あなたはどんな立場・関わり方に近いですか?例えば、一般市民として関心がある、日頃から皇室の話題を追っている、憲法や法律に詳しいなど、いろいろなご立場があると思いますが。

一般市民として関心がある

ありがとうございます。では次に、この法案について現時点でどの程度ご存知ですか?

聞いたことはある

承知しました。では簡単にご説明してから、お聞かせいただきたいと思います。 この法案では、旧皇族(戦後に皇籍を離脱した11の宮家)の男系の男子を、養子として皇族に迎える仕組みが新しく作られる予定です。具体的には、旧皇族の子孫で、現在15歳以上の独身男性で子どもがいない人が対象になります。 さて、この法案全体についてですが、現時点でどのように評価していますか?良いと思う、どちらかといえば良い、どちらともいえない、どちらかといえば良くない、良くない、わからない、のいずれかに近いでしょうか?

どちらかといえば良くない

そうなのですね。「どちらかといえば良くない」というお考えなのですが、その評価を左右している主な理由を、1~2点教えていただけますか?

強く「男性」を天皇にしたいという作為的な意思を感じる。なぜ「男子」を養子として迎え入れるのかの説明が現状では不十分。血縁のみを考えるなら女性の方が子供を産み育てるという点で血縁を濃く残せる。例えば不妊の体質で子供が残せない場合に初めてこういった養子制度の議論が為されるべきで、なぜ嫡子がいる今この議論がなされているのか?

ご指摘ありがとうございます。そうした懸念をお持ちなのですね。お話を聞いていると、いくつかの点が気になっていらっしゃるように思います。 一つ確認させていただきたいのですが、あなたがおっしゃる「男性を天皇にしたいという作為的な意思」というのは、具体的にはどのような場面や場面を想像されて感じられているのでしょうか?例えば、政治家の発言や、政府の説明の仕方などの中で、そうした意思を感じられるのでしょうか?

現状女性の直系子孫が居る時点でなぜこの議論が起きるのかがわからないから。

なるほど。つまり、現在、女性の直系の子孫がいる状況であるのに、なぜわざわざ旧皇族の男系男子を養子に迎える必要があるのか、その必然性が見えないというお考えなのですね。 そこをもう少し詳しくお聞かせいただきたいのですが、あなたが想像される「理想的な皇位継承のあり方」としては、どのようなものが考えられますか?例えば、現在いらっしゃる女性の直系の方が皇位を継ぐことも選択肢として検討すべきだというお考えなのでしょうか、それとも別の形をお考えなのでしょうか?

理想的なのは直系の方が皇位を継ぐ意思がない場合はこの養子制度を活用できる、という状態。今はこの制度を導入することで男性養子が皇位継承するのが確実になる、という印象。まずは直系の方の意思による選択肢があってよいと感じる。(それは養子の方にも言える事)

ご意見ありがとうございます。つまり、あなたのお考えは「直系の方が皇位を継ぐ意思がない場合に初めて養子制度を活用する」という、段階的な選択肢があるべきだということなのですね。その上で、養子になられる方の意思も同様に尊重されるべきだと。 そのお考えは明確に伝わってきました。ここまでのお話をまとめると、あなたが懸念しているのは以下のようなことだと理解しています: 1. 現在、直系の女性がいるのに、養子制度をいま導入することで、男性継承が「確定的」になる可能性があること 2. 直系の方や養子候補の方の「意思」が、制度設計に十分反映されていないように見えること 3. 本来なら、直系の方が継ぐ意思を失った場合の「後手」の制度であるべきなのに、先制的に男系男子の養子確保を優先している印象を持つこと 他に補足したいことはありますか?それとも、この整理でおおよそ正しいでしょうか?

正しい。3が一番近い。

ありがとうございます。3番目のポイント、つまり「本来は後手の制度であるべきなのに、先制的に男系男子の養子確保を優先している」という印象が、あなたの懸念の中心なのですね。その点がはっきりしました。 最後に、この制度改正に関わる人—例えば政策立案者や国会議員、あるいは政府—に対して、何か一つ伝えるとしたら、それは何ですか?

難しい。一国民であり、次期天皇とされる方々の同世代である今の自分の立場からすると時代錯誤な古い価値観の元生まれた法案か?と感じるが、国を背負う政府にしか見えない、こうせざるを得ない視点もあるのだと思う。その「こうせざるを得ない理由」を合理的かつ理解できるもので提示して欲しい。

その通りですね。あなたのお話は非常に大切な指摘だと思います。つまり、政府・国会に対して「時代錯誤に見えるこの政策が、なぜ必要なのか、その理由を国民が納得できる形で説明してほしい」ということなのですね。 あなたがおっしゃった「こうせざるを得ない理由」が何なのか—それが合理的で、あなたのような同世代の国民にも理解できるかたちで示されれば、評価も変わる可能性があるということでしょうか?

わたしの評価が変わる可能性は大いにある。現状が家父長制・男尊女卑の価値観が透けて見えるだけ。象徴としての存在に性別が関係ないことは各国の皇族/王族や今の総理が証明しているのでは?

ご指摘ありがとうございます。非常に示唆に富んだお答えです。つまり、あなたのお考えは、象徴としての天皇には性別は本来関係ないはずなのに、なぜこの法案では「男系男子」という限定が必要なのかが理解できない、ということですね。そして、現代の世界では—イギリスやスペイン、オランダなど—女性の君主が当たり前に存在していることも、ご指摘の根拠になっている。 そこをもう少し聞かせていただきたいのですが、あなたが「合理的で理解できる説明」として求めているのは、例えば次のようなものでしょうか? - 日本の皇室の伝統として、男系継承にはどのような歴史的・文化的な根拠があるのか - 女性天皇や女系天皇を認めないことで、具体的にどのような問題が生じるのか - 国家の安定性や国民統合の観点から、なぜ男系限定が必要なのか ...など、憲法や法律の観点からの説明を求めているのでしょうか?それとも別の形の説明を期待されていますか?

本日はお忙しいところインタビューにご協力をいただき、ありがとうございました。 これまでのお話をもとにレポート案を作成いたしました。内容をご確認いただき、修正や追加のご指摘があればお聞かせください。