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💬インタビューレポート

政治SNS発信者

事業者

SNSで政治や選挙について発信している。

回答日2026.9.29 20:10
インタビュー分量13 分 / 897 文字

💬主な意見

収益化対策と外部検証を重視

“選挙期の収益目的の発信を抑えるため、収益化の審査・停止や収益化アカウントの表示が必要だと考える。事業者任せにせず、第三者・研究者が検証できる仕組みを最も重視する。

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偽情報対策は法的対応と検証を主軸に

“悪質な虚偽情報には法的措置で対抗し、報道機関や第三者によるファクトチェックを主軸に置くことが重要だと考える。民事訴訟を起こしやすい枠組みも必要だと述べる。

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萎縮的な運用による政治議論の衰退を懸念

“SNSの規制では誤判定や過度に慎重な運用が起こり得て、正当な政治議論まで廃れることを懸念する。規制を設ければ避けにくいため、新たな規制そのものに慎重な見方を示す。

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🎤すべての会話ログ

ご協力ありがとうございます。これから「選挙の偽情報対策としてSNS事業者に対応を求める法律」について、選挙におけるSNSの規制に関するお考えを伺います。 選挙とSNSについて、どういう立場で関心をお持ちですか?

SNSで政治や選挙について発信している

政治や選挙について実際に発信されている立場なのですね。選挙に関するSNSの情報で、困った・おかしいと思った場面を一つ教えてください。

再生数や収益目当てに見える投稿を見た

収益を目的に、選挙情報が扱われているように感じたのですね。その投稿は、どのようなサービスで見かけましたか?

XやYouTubeが多いですね。最近では大手のニュースサイトも、インプレッション稼ぎのような見出しを付けた発信をすることも問題だとは思います

XやYouTubeに加え、ニュースサイトの見出しにも同じ構造を感じておられるのですね。そうした投稿や見出しは、選挙のどの時期に特に目立つと感じますか?

選挙期間に関わらず、多いようには思います。首相交代や政党再編などの時期には特に多いですね。ただ、選挙直前は、よく精査されないままに結果が出てしまうため最も深刻な問題だと感じます。

選挙直前は検証が追いつかないまま有権者の判断に影響しうる点を、特に深刻に見ておられるのですね。 今度の法律では、大手SNSに選挙への悪影響を減らす対策が義務づけられます。ただし、個別の投稿の削除までは求めず、具体的な対策はSNS側が決めます。いまお話しされた場面で、SNS側がどのような対策をしていたら問題を防げたと思いますか?

お金の流れを断つ(収益化の審査・停止、収益化アカウントの表示)

収益化の仕組みが刺激的な発信を後押ししている、という見方ですね。収益化の審査・停止や収益化アカウントの表示で、この問題はどの程度防げると思いますか?

自身の政治的理念や思想を社会に広めようとする工作は昔からあったはずだが、現在の問題が深刻化したのはやはり収益システムが成立してから。動機が無くなれば別の方法で政治的影響力を持つのではなく、むしろ大半は別の政治以外の収益モデルに移行するため、政治の安定性に関してはかなり改善するように思う

収益の動機を弱めれば、政治的な影響工作そのものを完全になくせなくても、選挙の安定性はかなり改善するというお考えですね。 その対策だけでは足りないとしたら、どのような理由があると思いますか?

事業者が実際にやるかわからない

事業者の自主判断に委ねるだけでは、収益化対策が実際に運用される保証がない点を懸念されているのですね。実効性を確保するために、何が加わればよいと思いますか?

選挙期間中の政治発信の収益化についてプラットフォームへの罰則付きの規制を付けることは最も急進的な案としてあるだろうが、表現の自由の面で問題がある。やはりガイドラインを示すくらいしかできないので、ファクトチェック体制を強化し対抗すること、悪質な虚偽情報の流布に関して法規制を行うことや、民事訴訟を起こしやすい枠組みを作ることが重要じゃないだろうか

罰則による一律規制には表現の自由の懸念があり、指針に加えてファクトチェックや虚偽情報への法的対応を組み合わせるべき、というお考えですね。 次は、発信する側の立場で考えてみてください。もしあなたの投稿が、SNS側の判断で表示されにくくされたり、収益を止められたりしたら、どんなことが心配ですか?

現在の成人向けコンテンツに近い規制が行われるのではないかと類推するが、誤判定や萎縮した安全策で政治議論が廃れることに懸念がある

誤判定や過度に慎重な運用によって、正当な政治的議論まで見えにくくなることを懸念されているのですね。こうした対策は、事業者に望ましい対応として求める程度でよいと思いますか、それとも法的な義務にすべきだと思いますか?

過度に慎重な運用はプラットフォーム側としてはやらざるを得ないことであるため、そのような法規制をする以上は避けられない。それでも望ましい対応を求めるべきだとは思うが。そのような規制を作らないことが一番だろう。

規制を設ければ事業者が萎縮的に運用する誘因は避けにくく、だからこそ新たな規制自体には慎重であるべきだ、というお考えですね。 事業者は年1回、実施した措置の種類・内容・結果と自己評価を公表することになっています。SNS側がきちんと対策したかを外から確かめるには、この公表に何が足りないと思いますか?

選挙ごとに公表してほしい 件数などの数字を共通の形式で出してほしい 第三者や研究者が検証できるようにしてほしい

選挙ごとの公表、共通形式の数値、第三者による検証をそろえて、運用を比較・検証できるようにすべきということですね。外から判断するうえで、最も必要だと感じるのはどれですか?

第三者・研究者による検証

第三者・研究者が独立して検証できることが、事業者の自己評価だけに頼らないために最も重要だとお考えなのですね。 最後に、この指針に「これだけは足してほしい、変えてほしい」ことがあれば教えてください。

過度な規制ややり方によっては、国家権力による表現の自由の制限に繋がる。ニセ情報に対しては、悪質なものには法的措置で対抗し、報道機関や第三者などによるファクトチェックを武器に戦うということをまずは主軸に置いてほしい。

ありがとうございます。偽情報への対応は必要でも、SNS事業者への過度な規制が国家権力による表現の自由の制限につながらないよう慎重であるべきで、悪質な虚偽情報への法的措置と、報道機関・第三者によるファクトチェックを主軸に置くべき、というご意見として受け止めました。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。これまでのお話をもとに、レポート案をまとめました。