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💬インタビューレポート

学童支援員

事業者

学童保育の支援員として、放課後の子どもたちに関わる立場。デジタル教科書はほとんど知らないが、導入の進め方や学習への影響に不安を持っている。

回答日2026.5.9 15:36
インタビュー分量34 分 / 841 文字

💬主な意見

自治体任せだと地域差が広がりそう

紙/デジタルの採用判断が教育委員会次第だと、予算などで県ごとに偏りが出て、学力面の地域差にもつながりかねない。

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国が効果や実態を把握できていない不安

何がどう学力差につながるか国も分かっていないように見える。授業・家庭学習・教員/保護者の注意点など実態把握が足りないと感じる。

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手探り導入のしわ寄せが子どもに出る

授業方法(デジタルに書く/見てノート/紙+手書き)で理解や定着が変わりうる。数年の手探りの犠牲を子どもが負うのが心配。

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本日はお時間ありがとうございます。「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることやご経験をうかがえればと思います。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

教育関係の仕事/経験がある

教育関係のご経験があるのですね。 差し支えなければ、そのご経験はどの立場に近いですか?(例:学校の先生、教育委員会・自治体、塾や教材会社、ICT支援員など)

学童の支援員です

学童の支援員をされているのですね。放課後の現場で子どもたちの学びや生活に近い立場だと思うので、ぜひ具体感をうかがいたいです。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ほとんど知らない

ありがとうございます。では前提を手短に共有しますね。 この法案は、いま学校で補助的に使われている「紙の教科書を端末で表示するデジタル教科書」を、紙と同じく“正式な教科書”として扱えるようにするものです(紙を必ず廃止する、という内容ではありません)。 この前提を踏まえて、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けた方がいいと思うのですが、紙かデジタルかどちらを採用するかは地方の教育委員会にゆだねると聞きました。そうなると、予算の都合などで地域差が出て、学力の影響も地域差が出てしまうとおもいます。現在デジタルが導入されている学校が多いのであれば、その経験を踏まえて、どの場面はデジタルがよくって、どの場面は紙が良い、あるいは手書きが良いなど、細かい指針を国が定めてからが良いと思います。

地域差が出て学力にも影響が波及するのでは、という点を懸念されているのですね。 補足だけすると、この法案は「デジタルを含む教科書」も正式な教科書として位置づけることが中心で、小中学校については紙でもデジタルでも、採択された教科書は無償で配る想定になっています。とはいえ、端末整備や運用の差で“実質的な差”が出うる、というご心配は残り得ると思いました。 いまお話に出た「地域差」についてですが、どんな差がいちばん出やすいと感じますか?

法律ではどちらでも正式な教科書ですよと許可を出すだけで、採択の判断は地方の教育委員会なんですか?だとしたら、県によって、紙だけとか、デジタルだけとか、差が出ると思います。何がどう影響して学力に差が出るか、私には分かりませんが、国も分かっていないと思います。国が把握できていないのが問題だと思います。

ご指摘の「国が把握できていないのが問題」という感覚、現場からすると不安につながりやすいですよね。 補足すると、この法案自体は「デジタルを含む教科書」を正式な教科書として位置づけるのが中心で、採択(どの教科書を使うか)の実務は基本的に自治体の教育委員会などが担います。そのため、ご懸念のとおり運用や選び方で地域差が出うる、という論点は残ります。 そのうえで伺いたいのですが、「国が把握できていない」と感じるのは、具体的にどんな情報や実態のことですか?

例えば、算数のひっ算を習う授業では、デジタル教科書に書き込むのがいいのか、デジタル教科書を見てノートに手書きがいいのか、紙の教科書を開いてノートに手書きが良いのか、全てのパターンで理解度や意欲だとか長期的に頭に残るのかとか、家庭学習の手軽さや、デジタルに移行した場合の教員の注意点、親の注意点、などです。 導入して数年は、手探り状態になり、その犠牲になるのは子どもです。現在、ある程度デジタル教材を導入している先生方の知見を集めて、教育方針の基本指針を出すことをセットに、デジタル教科書の解禁をすべきではないでしょうか?

具体例がとても分かりやすいです。授業のやり方(デジタルに書き込む/見てノートに手書き/紙+手書き)によって、理解度や定着、家庭学習、そして教員・保護者の注意点まで影響しうるのに、そこが手探りのまま進むと子どもが負担を背負う、というご懸念なのですね。 お聞きしたいのですが、いま挙げてくださった論点の中で、手探り導入の「犠牲」が特に出やすいと感じるのは、どんな子どもたち(学年・特性・家庭環境など)ですか?

おそらく影響が大きいのは、デジタル教材の知見と経験が浅い学校に、教育委員会からデジタルを押し付けられた学校の子どもだと思います。

なるほど、「現場の準備や経験が十分でないのに、上から導入が進んでしまう」ときに、子どもへのしわ寄せが大きくなるという見立てなのですね。 その場合、子ども側に最初に出やすい“しわ寄せ”は、どんな形だと思いますか?

具体的には分かりません

承知しました。まだ制度も運用も固まり切っていない中だと、具体像を描きにくいですよね。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

学習面(理解・集中・記憶)をいちばん気にされているのですね。 その懸念が特に出やすいのは、授業中と家庭学習のどちらの場面だと感じますか?

どちらも

授業中も家庭学習も、どちらでも起こり得ると感じているのですね。 そのうち授業中について伺いますが、デジタル教科書が入った授業で「集中が切れやすい」と感じるのは、どんな瞬間だと思いますか?

関係ないページを開いてしまう。電池がなくなる。画面がフリーズする。資料集や辞書を往復して調べ物をしたい時に、両方開いて行き来することが難しく、いらいらする。

具体的にイメージされていて、とても伝わりました。関係ないページを開いてしまう/電池切れやフリーズなどのトラブル/辞書や資料集との行き来がしづらくてイライラする、ということですね。 今挙げてくださった中で、学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でいちばんハードルになりそうなのはどれだと思いますか?

授業設計の難しさ

授業設計の難しさがいちばんのハードル、ということですね。現場の先生の工夫や準備の負担が大きくなりそうで、不安が残るという感覚だと思いました。 授業設計が難しくなるポイントとして、いちばん大きいのは「どの部分」で起きると感じますか?

目安時間になりました。レポート作成に進みたいです。

承知しました。ここまでのお話をもとに、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。ここまでのお話をもとにレポート案をまとめました。内容にずれがないか、ご確認ください。