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💬インタビューレポート

塾講師

事業者

学習塾・民間教育の立場で、生徒から学校でのデジタル教科書の使われ方を聞きつつ学習面の効果と課題を見ている。

回答日2026.4.30 08:30
インタビュー分量27 分 / 785 文字

💬主な意見

学習障害グレーの子に入り口を作れる

持ち運びや検索、表示の工夫で学びのハードルが下がり、読み書きへのモチベーションにもつながると感じる。

インタビューの前後を読む

読む位置を見失う子には表示調整が効く

紙だと縦書き行末で「どこを読んでいるか分からない」子がいるが、デジタルなら拡大や印付けで読み進めやすくなる。

インタビューの前後を読む

分かった感が出て理解度が見えにくい懸念

デジタルは画像的記憶で「読んだ気」になり定着しにくい恐れ。漢字書き取りも適当で◯になりがちで、差がテストまで見えにくい。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、率直なお考えやご経験を伺えればと思います。答えにくいところは飛ばしていただいて大丈夫です。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

教育関係の仕事/経験がある

教育関係のご経験があるのですね。立場によって見え方がかなり変わるテーマなので、ぜひその視点で伺いたいです。 差し支えなければ、教育関係のご経験はどの立場に近いですか?

学習塾・民間教育

学習塾・民間教育の立場から見ておられるのですね。学校の教科書の変化が、塾での指導や教材選びにも波及しそうで興味深いです。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。塾の現場で「ある程度知っている」というのは、実感を伴った見え方がありそうですね。 その「ある程度」というのは、どんな形で知っている状態に近いですか?

生徒から聞く話

生徒さんからの話を通じて把握されているのですね。実際の使われ方が見えやすい一方で、学校や先生によって差もありそうです。 生徒さんの話の中で、デジタル教科書が「役に立っている」と感じる場面はどんなときですか?

持ち運び ネット検索のしやすさ 学びへのハードルの低さ ビジュアルの多様性

持ち運びや検索のしやすさ、入り口のハードルが下がる感覚、ビジュアルの多様性あたりが「効いている」ということですね。 その中で「学びへのハードルの低さ」について、どんなタイプの生徒さんで特にそう感じますか?

学習障害やそのグレーゾーンの生徒

学習障害やグレーゾーンの生徒さんにとって、入り口のハードルが下がる実感があるのですね。 その生徒さんたちにとって、デジタル教科書のどんな機能や使い方が「助けになっている」と感じますか?

読み書きをしようとするモチベーションになる

読み書きへのモチベーションにつながっている、というのはとても大事なポイントですね。 そのモチベーションが上がっているのは、授業や学習のどんな場面で感じますか?

経験者から経験談がでる 実際やらなくてもそういう支援があることが気持ちにプラスになっているように見える

経験談が共有されることで前向きになったり、実際に使う以前に「支援が用意されている」と知るだけで気持ちが楽になる、ということですね。 その「支援があると知って気持ちにプラスになる」という反応は、生徒さんのどんな言葉や様子から感じ取られましたか?

(私が知る限り)寡黙な生徒が多めなので具体的にはないが、表情が明るくなる気がする

寡黙な生徒さんが多い中で、言葉よりも表情の変化として前向きさが見える、ということですね。 その「表情が明るくなる」と感じたのは、デジタル教科書の話題のどんなタイミングでしたか?

機能や可能性 塾講師がその良さを理解していることを伝えたタイミングか?

機能や可能性の話をして、「こちらも良さを理解している」と伝わったタイミングで反応が出る感覚があるのですね。 では、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 その「使い分け」が特に効くのは、学習のどんな場面だと思いますか?

場面よりも個々の特性

なるほど、場面よりも「生徒それぞれの特性」で向き不向きが決まる、という見立てなのですね。 その「特性」の違いとして、塾の現場でよく目にするのはどんなタイプ分けですか?

特性のレベルに関係なく、長文が読めない生徒 ページをめくることが苦痛な様だった

長文が読めない生徒さんや、ページをめくること自体が苦痛に感じられる生徒さんがいる、ということですね。 その「ページをめくるのが苦痛そう」と感じたのは、生徒さんのどんな様子からでしたか?

どこを読んでいるのかわからなくなると言っていた

「どこを読んでいるのかわからなくなる」という訴えがあったのですね。読む位置を見失うのは、それだけで学習の負担が一気に上がりそうです。 その生徒さんは、紙の教科書だと“どのあたりのときに”特に見失いやすいと言っていましたか?

特に縦書きの行末

縦書きの行末あたりで見失いやすい、ということですね。そこが負担になるのは想像できます。 その場合、デジタル教科書だと「読み進めやすくなる」と感じるのは、どんな表示の仕方のときですか?

サイズを大きくしたり、印をつけたりするなど

文字サイズを大きくしたり、印を付けたりできる点が効いているのですね。読む位置を見失いやすい生徒さんには特に重要そうです。 ではここから、少し視点を変えて伺います。デジタル教科書を使うことについて、気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

学習面(理解・集中・記憶)に懸念があるのですね。塾の立場だと、成果に直結するところで気になりますよね。 その懸念は、理解・集中・記憶の中でも、どのあたりが特に気になっていますか?

理解と記憶 読みと書きが連動しなくなる気がする

理解と記憶、とくに「読み」と「書き」が連動しなくなる感覚があるのですね。 その「連動しなくなる」と感じるのは、学習のどんな流れのときですか?

デジタル学習に慣れると書きもタブレットに集中するが、適当に書いても◯がもらえる 理解している漢字や言葉を画像的に認識していると意味や使いかたに直結しないようだ

タブレット上だと「適当に書いても正解扱いになってしまう」感覚や、漢字・語彙を画像のように認識してしまって意味や用法に結びつきにくい、という懸念なのですね。 その「適当に書いても◯がもらえる」と感じるのは、どんな種類の問題や課題のときが多いですか?

漢字の書き取り

漢字の書き取りで起きやすい、ということですね。塾としては「書けたつもり」が積み上がるのは怖いところだと思います。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

授業設計の難しさ

授業設計の難しさがハードルになりそう、という見立てなのですね。デジタルが入ると「何をどこまでデジタルでやるか」の設計が一気に複雑になりますよね。 その「授業設計の難しさ」は、具体的にはどんな点が難しくなりそうだと感じますか?

適当でも◯がつくし、見ているだけでも学習したことになるものもある。 生徒の理解度には差がつくはずだが、それが見えにくい(生徒にもわからない)から、授業設計もしにくなると思う。

「見ているだけで学習したことになってしまう」感じや、理解度の差が可視化されにくくなって、生徒本人も先生も掴みにくい——その結果、授業設計が難しくなるという懸念なのですね。 その「理解度の差が見えにくい」という点は、デジタル教科書だと特にどんな学習活動で起きやすいと感じますか?

デジタルで読むと画像的記憶になるので読んだ気はしているが、定着はしていない。発展学習は主体的に取り組まなければ深まらない。授業中、デジタルを見ていると、紙の教科書より見やすいので、わかっていない自覚はないと思う。 そのことに生徒も教師もテストでもしなければわからないのでは?

見た目としては読みやすくて「分かった感」は出るのに、実際の定着や発展につながっているかはテストなどをしないと見えにくい、ということですね。塾の立場だと特に切実だと思います。 では最後に伺います。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

学校教師はもちろんだが、保護者や塾講師等教育関連者に広く意見を求めるべき。機能向上のスピードが速いものなので、柔軟に制度を見直せるようなものにしてほしい。

保護者や塾講師なども含めて広く意見を集めること、そして機能進化が速い前提で制度を柔軟に見直せる形にしてほしい、という提案ですね。現場の肌感としてとても重みがあります。 ここまで一通り伺えたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。事実関係やニュアンスにズレがないか、ご確認ください。