💬インタビューレポート
企業研究者
企業の研究者として研究開発に携わり、税制優遇や資金支援の制度が研究投資や産学連携に与える影響を業務の観点から捉えている。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
本日は、AIや半導体など国が重要と考える技術の研究を支援するための法案(産業技術力強化法の一部改正)について、お話を伺います。率直なお考えを自由にお聞かせください。 この法案との関わり方として、あなたに最も近いものはどれですか?
企業の研究者
ありがとうございます。今回の法案について、現時点でどの程度ご存知ですか?
概要は知っている
ありがとうございます。では、この法案を全体として、どう評価しますか?
良いと思う
良いと思われているのですね。そう感じる背景として、どのあたりが特に良いと感じましたか?
重点分野として選んだテーマが理にかなっているから。
重点分野の選定が納得感につながっているのですね。 今までの研究開発税制は、どう評価していますか?
評価しない
評価しないと感じていらっしゃるのですね。そう判断されるに至った背景として、どんな点が特に期待に合わなかったですか?
今までは研究に対して均一に税金を優遇していたため、成長が乏しい分野の研究を行う例があったから。
なるほど、税制が広く一律だと、研究投資が「伸びる分野」に寄りにくいという感覚があるのですね。 では今回の改正によって、新たな研究投資は進むと思いますか?
進むと思う
進むと思われているのですね。そう見立てる上で、今回の改正のどの仕組みが特に効くと感じていますか?
まずは税制上の優遇はいいことだと思います。一方で、この重点分野は他国も金をかけて開発する分野なので、融資面でも優遇した方がいいと思う。
税制優遇は効きつつ、資金供給の面では融資なども組み合わせた方が加速する、という感覚なのですね。 今回の法案で、あなたが特に気になっている点は何ですか?
6つの重点分野の中で序列を考えているのか。今後の市場規模はどの程度大きくなると予想しているのか?(市場が大きくなる分野に大きく投資すべき)
重点分野の中でも、優先順位や市場の見立てがあるのかが気になっているのですね。 その「6つの分野の序列」について、もし国が序列をつけるとしたら、どんな基準でつけるのが望ましいと思いますか?
これからの予測される市場規模で序列をつけたらいいと思う。
市場規模の見通しを軸に優先順位を決めるのが良い、というお考えなのですね。 その市場規模の見通しを作るとき、国の側にはどんな情報源や指標を特に重視してほしいですか?
その分野が今までどのように市場を大きくしてきたか、その市場の企業がどの程度の額投資しているか。それが分かれば市場の成長が予測できる。
過去の市場の伸び方や、企業側の投資額を見れば将来の成長を見立てやすい、ということですね。 大学と企業との共同研究を促進する上で、どのようなインセンティブが必要だと思いますか?
大学も企業と同じように機密を守ること。大学の研究者評価に論文の引用件数だけでなく、特許出願の内容で評価した方がいい。
機密保持の徹底と、大学側の評価軸を「論文」だけでなく「特許・実装寄り」に広げるのが重要、ということですね。 大学の研究者評価に特許を入れる場合、どんな観点(例:件数より質、事業化の距離、共同出願の扱い等)で見るのが現実的だと思いますか?
他社抑止力が強いかどうかで判断すべき。大学でいい特許を書ければ共同研究を希望する企業も増えてくると思う。
他社への抑止力がある強い特許かどうか、という「質」で評価すべきということですね。 最後に、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?
中途半端に行わず、必ず世界一を取りにいってほしい。1位の企業のみぼろ儲けできるので
「中途半端にせず世界一を取りにいくべき」という強いメッセージですね。 それが実現する前提で伺いたいのですが、制度設計として「世界一を取りにいっている」と判断できる具体的な姿は、どんな状態だと思いますか?
その分野で圧倒的なシェアを取ること。TSMCやNVIDIAのような圧倒的なシェアを持っている企業が日本から生まれて欲しいです
圧倒的な世界シェアを取れる企業が日本から出てくる状態が、「世界一を取りにいっている」具体像なのですね。TSMCやNVIDIAのような存在を目指すべき、ということ、よく伝わりました。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案を作成しました。内容に誤りや補足したい点がないか、ご確認ください。
