💬インタビューレポート
製造業社員
製造業の会社員として、設備投資(特に製造装置)の選定や導入の現場感を踏まえて、国内投資の税優遇の設計が調達先に与える影響を気にしている。
💬主な意見
製造装置は国内製に傾斜しやすい設計を
“製造装置では国内企業も一定のシェアがあり競争力も大きく見劣りしない分野なら、海外製装置の優遇は一定制限し、国内シェアが上がる構造にしてほしい。
選定は煩雑化するが優遇が大きければ対応可能
“国内製ほど優遇を厚くすると、価格・性能に加えて税制も見て装置選定する必要がありプロセスは煩雑化。ただ、優遇内容次第で対応する理由は付けられる。
🎤すべての会話ログ
本日はお時間ありがとうございます。「国内投資促進・サプライチェーン強靱化・産業用地整備を一体的に支援する産業競争力強化法等の改正」について、率直なお考えを伺えればと思います。 今回の法改正のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマを選んでください。
国内投資の税優遇
ありがとうございます。「国内投資の税優遇」ですね。 この法案について、あなたはどんな立場・関わり方に近いですか?
製造業の会社員
ありがとうございます。 今回の法案について、現時点でどの程度ご存知ですか。
概要は知っている
ありがとうございます。 今回の法案について、全体としてどのように評価していますか。
どちらかといえば良い
ありがとうございます。「どちらかといえば良い」と感じていらっしゃるのですね。 国内投資の税優遇について、どのような点が気になりますか?具体的に教えてください。
投資する設備が国外のものでも対象になってしまうこと。 国内製品の投資に対して、優遇内容に傾斜をつけるなど、より国内企業の製品に投資が向かうようにしてほしい
ご懸念は「国内投資を促す税優遇なのに、設備そのものは海外製でも対象になり得て、結果として国内サプライヤーにお金が回りにくいのでは」という点ですね。 現場感として、海外製設備が選ばれやすいのは、どういった設備・領域(例:製造装置、検査装置、IT/制御系、建屋関連など)で起きている感覚ですか?
製造装置です。 日本企業のシェアが一定あり、日本企業の設備を選択してもそこまで競争力で見劣りしない分野であれば、海外製の製造装置に対しての優遇は一定制限すべきではないかと思います。 国内製造装置のシェアが上がりやすい構造にしてほしいです
製造装置の領域で、国内メーカーも十分戦えるのに、税優遇が“海外製装置の導入”も後押ししてしまうのがもったいない、という感覚なのですね。 そのうえで伺いたいのですが、もし「国内製の装置ほど税優遇を厚くする/海外製は薄くする」といった設計にした場合、現場の投資判断としては“どのあたり”が一番やりにくくなりそうですか?
価格や性能差のほかに、税優遇内容も考慮して装置選定しなければならなくなり、少し選定プロセスが煩雑化する。 しかし、受けられる優遇内容を考えれば、対応する理由は十分につけられる。
なるほど、装置の価格・性能に加えて税制面も見ないといけなくなり、選定プロセス自体は確かに煩雑化しそうだけれど、それでも優遇が大きいなら現場として対応する合理性はある、ということですね。 では、この法案を実際に運用するうえでハードルがあると思いますか?また、影響を受ける側(個人・事業者・組織など)のさまざまなケースが十分に考慮されていると思いますか?
はい(十分考慮されている/ハードルは小さい)
ありがとうございます。運用面のハードルは小さく、ケースも概ね考慮されているという感触なのですね。 最後に、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?
国内企業のシェアが上がるよう、税金の費用対効果が、国内でより高まるような制度設計にしてほしい。
ありがとうございます。税優遇の狙いが国内投資の促進である以上、税金の費用対効果が「国内で」より高まるように、国内メーカーのシェア押し上げにつながる設計にしてほしい、というご要望ですね。 では、ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。
本日はお時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないか、ご確認ください。
