🎯この法律のポイント
競馬の積立金から毎年250億円を国に納める
競馬を運営するJRA(日本中央競馬会)が持つ積立金から、4年間で合計1000億円を国に納めます。
このお金は農業の仕組みを変えるための取り組みに使います。
農業を変える4つの取り組みに使う
小さく分かれた農地を広くまとめる工事をして、効率よく耕作できるようにします。
古くなった食肉加工施設や乳製品の工場を建て替えます。
自動で走るトラクターやドローンなど最新の機械を使った農業を広げます。
日本の農産物を海外に売りやすくする体制も整えます。
この仕組みは4年間の期限付き
この制度は2026年度から2029年度までの4年間です。
4年後に農業の進み具合をみて、お金の確保のあり方を検討します。
✏️この法律が必要な理由
農業で働く人が減り、食料を作る力が足りなくなっている
農業の働き手は20年で半分に減りました。少ない人数でも食料を作り続けられるように、農地の整備や最新の機械の導入が必要です。
今後5年間で農業の仕組みを一気に変える必要がある
食料を安定して届け続けるためには、農地の整備や機械の導入を早く進める必要があります。
政府は2025年度からの5年間を農業の仕組みを変える集中期間にしています。
国の予算が厳しい中、別のお金が必要になった
国の予算が厳しい中、農業を変えるためのお金を確保するため、競馬の収益の一部を使うことになりました。
👀意見が分かれるところ
4年間の期限が終わった後のお金をどうするのか
4年間で1000億円を使い農地の工事や機械の導入を一気に進められます。ただし5年目以降のお金の手当てが決まっていません。
競馬の積立金を使うことで競馬に関わる事業に影響が出ないか
この積立金は競馬や畜産の支援にも使われてきたお金です。1000億円を取り出すことで、これまでの支援が続けられるか心配する声があります。
使い道が広い分、どこにいくら使うかをしっかり説明できるか
農地の工事から農産物の輸出支援まで広く使えますが、どの事業にいくら使うかをしっかり説明する必要があります。
農地の集約で山あいの小さな農家が取り残されないか
農地を広くまとめる工事は平地の大きな農家に有利です。
山あいの地域(中山間地域)は平地に比べて農地が小さく、農家の高齢化も深刻です。
こうした地域の農家が支援から取り残される心配があります。
「臨時」の納付が繰り返されて当たり前にならないか
JRAの臨時納付は過去にも行われており、今回で5回目です。「臨時」を繰り返すことで、JRAのお金を使うことが当たり前になる心配があります。
農地をまとめるために必要な地主の同意をどう得るのか
農地を広くまとめるには、土地を持つ人全員の同意が必要です。持ち主がわからない農地もあり、工事が予定どおり進まない可能性があります。
🙋影響を受ける人
- 農業で働く人:農地の整備や最新の機械の導入で作業の負担が減ります。
- 山あいで農業をしている人:山あいの農地は広くまとめにくく、支援が届きにくい心配があります。
- 農産物を輸出する事業者:輸出を増やすための支援が見込まれます。
- 食肉や乳製品の加工施設の関係者:古くなった施設を新しくするための支援が見込まれます。
- 競馬の関係者:積立金が減り、競馬関連の支援に影響する可能性があります。
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