なにが変わるか
- 自衛官の毎月の給料を平均約3.4%引き上げます。高校や大学を出て入る人の初任給も上がり、防衛大学校などの学生や生徒の手当も増やします。新しい給料は2026年4月分から適用されます。
- 年間のボーナスを0.05か月分引き上げて4.70か月分にします。2026年12月の支給分から上がり、防衛大学校などの学生や生徒のボーナスも3.55か月分に増やします。
- 引っ越しを伴う転勤をした職員への手当を、2027年4月から新しく作ります。単身赴任だけでなく、家族と一緒に引っ越す場合も対象です。
- 予備自衛官の手当を、2027年4月から月1万3100円から1万3700円に上げます。即応予備自衛官の手当も、月1万9700円から2万600円に上げます。
なぜ必要か
- 人事院は、民間との差をなくすため、一般の国家公務員の月給を平均3.51%上げるよう勧告しました。政府は、防衛省の職員もこの例にならって改定するとしています。
- 人事院は、引っ越しを伴う転勤のお金の負担を軽くするため、一般の国家公務員への新しい手当を求めました。自衛官にも、この例にならって同じ手当を作ります。
- 自衛官は採用が計画に届かず、定員の約9割しかいない状態が続いています。2025年度は約1万5000人の採用計画に対し、採用は約1万1000人でした。
意見が分かれるところ
- 民間に合わせる改定だけでは、自衛官の仕事の特殊さが給料に表れにくいという意見があります。24時間態勢の勤務や危険な任務を、給料の仕組みで評価すべきだという指摘もあります。
- 給料を上げることが人の確保につながるかも注目されています。採用や退職の状況は改善しつつある一方、定員割れは続いています。住まいの整備など、給料以外の対策も進められています。
よくある質問
Q. 引き上げられた給料はいつから支給されますか?
A. 2026年4月分から適用されます。法律の成立後に、すでに支払われた給料との差額があとから支給されます。
Q. 一般の国家公務員の給料改定とは何が違うのですか?
A. 自衛官は特別職の公務員で、人事院の勧告の対象ではないため、別の法律で改定します。今回は一般の国家公務員の例にならって改定します。
Q. 自衛官の特殊な任務を反映した独自の給与改定ですか?
A. いいえ、今回は民間の給料に合わせた改定です。任務の特殊さに見合った自衛官独自の給料表は、2027年度の改定を目指して政府が別に検討しています。
基本情報
- 提出日:2026年10月9日
- 提出者:内閣
- 審議状況:衆議院で審議中
- 出典: