🎯この法律のポイント
スピードの出しすぎに数値の基準ができます
一般道で制限速度を50km/h以上超えて走行中に人を死なせたり怪我させたりすると、最高20年の重い罪になります。
高速道路では60km/h以上超えた場合が対象です。
飲酒運転にも数値の基準ができます
飲酒運転はそもそも違法行為です。
そのなかでも特に悪質な飲酒運転で事故を起こし人を死傷させた場合に、重い罪を確実に適用するための数値の基準ができます。基準は血液1mLにつき1.0mg以上、または呼気1Lにつき0.5mg以上です。
ドリフト走行も重い罪の対象になります
わざとタイヤを滑らせる走行で人を死なせたり怪我させたりすると、重い罪になります。
これまではドリフト走行の事故を直接処罰する決まりがありませんでした。
飲酒の検査にはっきりした数値の基準が加わります
お酒を飲んで正常に運転できない状態かどうかの判断に、血液1mLにつき1.0mg以上または呼気1Lにつき0.5mg以上という数値の基準が加わります。警察の判断のばらつきが減ります。
公布されてから20日後に始まります
法律が公布されてから20日を過ぎた日からスタートする予定です。
✏️この法律が必要な理由
速度を大幅に超えた事故でも軽い罪になる例があったため
制限速度60km/hの道路を時速146kmで走って4人が亡くなった事故でも、軽い罪になった例があります。
事故の遺族が法改正を求めてきたため
事故で家族を亡くした遺族が署名活動で法改正を求めてきました。政府は2025年から有識者の議論を進めてきました。
ドリフト走行の事故を直接処罰する決まりがなかったため
公道でのドリフト走行による事故が起きても、それを直接処罰する決まりがありませんでした。
👀意見が分かれるところ
基準の数値は甘すぎないか
一般道で50km/h以上超えないと重い罪にならない点は甘いとの指摘があります。一方、基準以下でも適用できる決まりは残されています。
飲酒後に逃げれば重い罪を免れるのではないか
事故後に逃げてアルコールが抜けてから出頭すれば、数値の基準を満たさなくなります。この問題は未解決との指摘があります。
一律の基準で公平に処罰できるのか
道路の形やカーブ、天気、車の種類、お酒に強いかどうかなどで事故の危険度は変わります。一律の数値で決めることへの疑問がある一方、個別の事情に頼る今の制度が不公平の原因との指摘もあります。
よくある質問
Q. 重い罪と軽い罪では何が違うのか
A. 危険な運転で人を死なせた場合は最高20年、不注意の事故の場合は最高7年です。今回の改正で、重い罪が確実に適用されやすくなります。
Q. お酒を少しでも飲んで運転したら重い罪になるのか
A. お酒を飲んで運転すること自体が違法行為です。今回の基準は、酒気帯び運転の基準(呼気1Lにつき0.15mg以上)の約3.3倍で、特に悪質な飲酒運転で事故を起こした場合に重い罪を確実に適用するためのものです。
🙋影響を受ける人
- 車を運転する人:どこからが重い罪になるか、はっきりわかるようになります。
- 事故の被害者や遺族:危険な運転に重い罪が適用されやすくなります。
- 警察や裁判所:数値で判断できるため、判断のばらつきが減ります。
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